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研究会で経験を共有

2019/5/1

災害に強いまちづくりへ

シンポジウム「熊本南阿蘇の復興の今、その教訓を他地域にどのように活かすか!」が、3月21日に熊本校舎で開催された。熊本地震発生から3年目を迎え、大きな被害を受けた南阿蘇村の復興の現状を知り、その経験を他地域で生かす方策を考えることが目的。防災や減災を研究している東海大学の研究者と同村で復興に取り組んでいる住民らが参加した。
 
最初に、温泉旅館「地獄温泉 清風荘」社長の河津誠氏と、九州教養教育センターの福稔教授が登壇。河津氏は、震災で甚大な被害を受けたのち、クラウドファンディングなどを活用しながら旅館再開にこぎつけるまでの体験を紹介し、福教授は学生と取り組んできた復興支援活動を解説した。 
 
その後、地域と連携した防災活動や、SNSを活用した災害情報発信システムについて、内田理教授(情報理工学部)、村上祐治教授(基盤工学部)、宇津圭祐准教授(情報通信学部)ら5人が発表。地震発生以降の支援に対するニーズの変化や自治体や市民と連携した取り組みの進め方などについて意見を交換した。
 
企画運営を担当した梶田佳孝教授(工学部)は、「地域の防災力を高めるためには、地道な活動の継続が不可欠。東海大で培った『防災・減災』に関する研究成果や実績を生かし、各校舎近隣地域全体の防災力向上に貢献したい」と話している。

 
(写真)初めに荒木朋洋九州キャンパス長が地震発生時の様子や阿蘇実習フィールドの現状について紹介した