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2015年7月1日号
全日本で14年ぶり白星
北海道キャンパス硬式野球部

6年ぶりの全国大会で挙げた大きな1勝だった。北海道キャンパス硬式野球部が、6月8日から14日まで東京ドームなどで開催された、全日本大学選手権大会に出場。初戦で立命館大学を3-1で下し、14年ぶりの1勝を挙げた。

立役者はエース山根大幸選手(国際文化学部3年)だ。右サイドから繰り出す最速147キロの直球とツーシームを武器に9回を6安打7三振、1失点にまとめた。「三振よりも打たせて取る、自分らしい投球ができました」と振り返る。バックも好守備で支えた。

花巻東高校時代は同期にエース大谷翔平選手(北海道日本ハムファイターズ)がいて、山根選手は4番手。高2の夏に、ほかの3投手と「違うことを」と考え出したのがサイドへの転向だった。

大学入学後は高橋葉一監督(東海大職員)が“一押しルーキー”に名を挙げるほど期待していたが、その夏に右肘靱帯の再建手術を受け、リハビリに多くの時間を費やすことに。それでも、「手術はマイナスには考えていない」との言葉どおり、復帰後は肘への負担を減らすため球数を少なくするよう心がけ、「打者が打ちたくなる球を」と今年に入ってツーシームも習得した。

今春のリーグ戦は4試合に先発し3勝をマーク。札幌6大学リーグを6連覇中だった道都大学から2勝を挙げ、北海道6大学リーグから移籍後、初の優勝に大きく貢献した。そして立命館大戦での白星―「全国でも自分の球が通用することがわかった」。そう自信を深め、エースの自覚が生まれた1勝だった。

しかしチームは2回戦で、優勝した早稲田大学に0-12、5回コールド負けを喫した。藤田翔主将(国際文化学部4年)は、「勝つ喜びも、勝ち続ける難しさも感じた大会だった。バッテリーも、内外野の守備も、打撃もレベルアップして、秋の明治神宮大会に帰って来たい」と前を向いた。
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なお同大会には、湘南校舎の硬式野球部も出場した。首都大学春季リーグ戦でチーム最多の6勝を挙げた左腕・中川皓太選手(体育学部4年)をけがで欠く苦しいチーム事情の中、2回戦で九州産業大学と対戦。打線も4安打と沈黙して0-4で敗れ、大会連覇はならなかった。

 
(写真)「東京ドームのマウンドは投げやすかった」と山根選手