News:学園
2015年8月1日号
【高輪台高】中国の高校生と交流
ノーベル賞・益川氏の講演も

付属高輪台高校の生徒が7月17日、科学技術振興機構(JST)が主催する「日本・アジア青少年サイエンス交流事業」(さくらサイエンスプラン)で、訪日していた中国の高校生70人と交流した。

さくらサイエンスプランは、アジアと日本の青少年が科学技術分野での交流を深めるとともに、日本の優秀な科学者と接する機会をつくることが目的。文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに指定されている高輪台高では、JSTからの依頼を受けて生徒120人が参加した。

当日は中国の生徒とともに、隣接する東海大学高輪校舎でノーベル物理学賞を受賞した益川敏英氏の講演を聴講。益川氏は、物理学の考え方や今後の課題について述べ、「未来のある皆さんには、失敗を恐れずさまざまな分野に挑戦してほしい。その中で、面白いと思ったことを突き詰めて考えることが重要です」と語りかけ、生徒がメモをとりながら熱心に聞き入る姿が見られた。

両国の生徒たちは益川氏と昼食をとり、「物理を専門にしたきっかけは」「課題にぶつかったときは、どのように解決しますか」など積極的に質問する姿が見られた。

続いて、同校の吹奏楽部による演奏会も実施。さらに、日中混合で4チームに分かれ、英語で話し合いながら誕生日や身長などの順に並び、タイムを競うゲームで親睦を深めた。

なお16日には、高輪台高の生徒有志が、中国の生徒に秋葉原の街や施設を案内した。磯野駆さん(3年)は、「中国人の高校生は新しい知識を積極的に学ぼうとする気持ちが強く、よい刺激を受けました。また、益川先生のお話から、自分も一生続けたいことを見つけたいと感じました」と話していた。

 
(写真)日中の生徒に物理学の歴史を語る益川氏(壇上左)