News:研究
2015年10月1日号
国際競争力の高い研究基盤を
「研究の峰」形成へ本格スタート

総合大学の強みを生かした共同研究プロジェクトを支援し、研究力と国際競争力のさらなる向上を目指す――。東海大学の「研究の峰」形成が、今年度から本格的に始まった。8月21日から27日には研究推進部が主催して、異分野連携を希望する研究者が互いの情報を交換する研究交流会を湘南校舎17号館ネクサスホールで初めて開催。各教員の研究を紹介するポスターセッションのほか、24日にはショートプレゼンテーションも開かれた。

「研究の峰」形成は、国際的に競争力の高い成果を生み出せる共同研究グループの形成を支援し、産学連携の促進や次世代を担う若手研究者の育成につなげることを目指す取り組み。
異分野の研究者による共同研究を推進する総合研究機構の支援事業や、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の採択を受けた「マイクロ・ナノ研究開発センター」の活動を基礎に、さらなる研究基盤の強化を図る。
具体的には、研究者間の交流促進に向けたイベントを開き、新たな共同研究者の発掘を促して研究の深化や領域の拡大を目指すとともに、積極的な外部研究資金の獲得につなげていく。
研究推進部の山口滋部長は、「東海大学には個々のレベルで、優れた成果を上げている研究者が多い。グループの形成段階から戦略的かつきめ細かく支援していきたい」と語る。

研究交流会に多数参加連携の輪を広げる
研究交流会には、湘南、高輪、清水、伊勢原、熊本、阿蘇、札幌の各学部・センターから53人58件が出展した。ポスターセッションとプレゼンテーションで、各教員が訪れた教職員に研究の概要や希望する連携分野を説明。例として、医学部と工学部の教員が具体的な協力に向けた方向性を議論し、文学部や法学部の教員が理工系学部の教員に協力を呼びかけるなど、今後の連携に向けた活発な意見交換も行われた。
参加者からは、「互いの研究についてざっくばらんに話せる機会が設けられたのは重要なこと。今後も定期的に開いてほしい」「今の時代、他の研究室と積極的に連携しないと先端研究は進まないといった面がある。現在取り組んでいる共同研究の輪をさらに広げるきっかけになった」との声が聞かれた。
研究推進部ではすでに複数のグループの支援準備を進めている。吉田一也副学長(研究担当)は、「異分野が融合した新たな研究グループが数多く生まれることを期待しています」と話している。
 

ショートプレゼンテーションでは各教員が研究の概要や特徴を紹介した