特集:東海大生200人に聞きました
2010年6月1日号
お酒の席でのマナーとは?
適量を知り、楽しい時間を

「昨今の若者はお酒を飲まなくなった」と言われて久しいが、実際のところはどうなのか。国税庁や総理府の統計を見ると、飲酒人口は40年前と比べて倍近くに増え、成人1人当たりの飲酒量も増えている。飲む人間の数が増え、お酒の種類や飲み方が多様化する中で、マナーや意識も大きく変わってきているようだ。東海大生は、お酒とどのように付き合っているのかを聞いてみた。


「左党(さとう)」「下戸(げこ)」「大トラ」「角打(かくち)」「河岸(かし)を変える」などなど、お酒にまつわる言葉は多くある。ほとんどは死語に近いため、意味や読み方を知らない学生もいるのでは?

アンケートに回答してもらった東海大生200人のうち、20歳以上の学生100人を対象に「お酒を飲みますか」と聞いたところ、約8割の学生が「飲む」と回答。しかも「どちらかといえば強い」と答えた学生が最も多く35人。次いで「強くも弱くもない。普通」28人と続き、「どちらかといえば弱い」「ほとんど飲まない、まったく飲めない」と答えた学生はそれぞれ14人だった。ちなみに「いくらでも飲める」と答えたのは9人。アルコール耐性が強いと感じている学生は多いようだが、過信は禁物。自分では覚えていない、または失敗と気が付いていないケースも中にはあるかもしれない。

未成年への飲酒の強要や、お酒の勢いを借りた迷惑行為などを本当にしていないだろうか。お酒を飲んでいるつもりが逆に飲まれているようでは、「お酒に強い」とはいえない。

「お酒が入るとどんなふうになりますか?」との質問に、上位を占めたのは「よく話す」「眠くなる」「笑い上戸」。少数意見ではあるが、「人にからむ・怒りっぽくなる」 「歌いたくなる」「泣き上戸・愚痴をこぼす」「同じ話題を何度も繰り返す」などもあった。

お酒は人を近づけも遠ざけもする

大学生になると、たとえ未成年であってもサークルなどの飲み会に参加する機会も増える。そこで、学生200人に「お酒の席で人のどのようなふるまいが気になりますか」と問いかけてみた。上位3位は「けんかする」「嘔吐する」「物を壊す」。次いで「からみ酒」「大声で騒ぐ・歌う」などが挙げられた。

けんかや物を壊すなど法度だが、酔った本人たちだけが楽しんでいる「大声で騒ぐ・歌う」状態は慎みたいもの。お酒は店の雰囲気や料理の良しあし、会話に加え、飲み方によっておいしくもなり、まずくもなる。だからこそ「お酒の良さはどういうところだと思いますか」との問いに「コミュニケーションツール」と答える学生が63人と最も多く、「料理を含めて味を楽しむもの」(48人)などの意見が多かったのもうなずける。

自分の適量を知り、人と深く知り合うための道具としてお酒と付き合ってみてはどうだろう。(構成・編集部)


学生たちの声から

▶ お酒の力を借りて本音を語り合う(教養学部2年・女子)
▶ 飲めなくても話には参加し、一杯は飲む。飲めない人や飲むと面倒な人には勧めない。常識の範囲内で飲んだり、会話を楽しむ(情報通信学部3年・男子)
▶ 酔うだけではなく「うまい」といえる空気を作る(文学部2年・男子)
▶ TPOに合わせて飲み方を考える(健康科学部4年・女子)
▶ 量より質(工学部2年・男子)
▶ 酒量の限界を知り、人のペースに巻き込まれたり、 巻き込んだりせずに飲む(海洋学部3年・男子)
▶ 自宅で友人と飲んでいて記憶をなくした。翌日、棚が壊れており、友人から「お前が怖すぎて殺されるかと思った」と言われた(情報理工学部4年・男子)
▶ 仲間内や他のお客を不快にさせないよう気をつけている(芸術工学部4年・女子)
▶ あまり飲まなかったり、飲むのが遅かったりすると、ノリが悪いと勘違いされた(理学部4年・男子)
▶ 1人で歩けなくなり、友達に抱えられた(開発工学部3年・男子)
▶ 飲みすぎてでんぐり返った(工学部2年・女子)