News:学生
2015年11月1日号
第23回白川調査を実施
熊本・阿蘇
両校舎の学生が交流深める


熊本校舎と阿蘇校舎の学生会による「第23回白川調査」が10月3日に行われ、66人の学生が参加した。両校舎の学生が交流を深め、身近な自然に触れることが目的。熊本市内を流れる全長74キロの白川を中心に、毎年行われている。

昨年まで河川の水質を調査してきたが、今回は近年増加する大雨などによる自然災害に備えるために、河川に自生する植物から防災についても考えようと内容を変更。農学部の長野克也教授の指導のもと、増水を繰り返す場所で育ちやすいとされるツルヨシの植生調査を初めて実施した。

「ツルヨシが多く自生する所は『河川の氾濫と関係があるかもしれない』との仮説のもとで植生を調べます」と長野教授。調査を取りまとめた学生会代議委員会の井尾寧花さん(農学部1年)は、「事前に調査地点やツルヨシの特性について調べるなど、入念に準備してきました」と話した。

晴天に恵まれた当日は、両校舎で開会式を実施。熊本校舎では中嶋卓雄九州キャンパス長(学長補佐、経営学部長)が、「伝統行事が今年も開催されることを、とてもうれしく思います」とあいさつ。その後、学生たちはそれぞれが担当する12のポイントに移動。5メートル×5メートルのヒモを5カ所ずつ張り、そのエリア内を撮影するとともに、経度・緯度と天候、ツルヨシの数を記録した。

熊本学生会の倉本剛志執行委員長(基盤工学部3年)は、「異なる校舎の学生同士、活動を通じて互いの専門分野を学べました。来年は初参加する学生にこの経験を伝え、より充実した調査にしていきたい」と話していた。

 
(写真上)各調査ポイントで5カ所ずつツルヨシの植生を調べる
(写真下)ツルヨシを手に取り観察する学生たち