News:付属諸学校
2015年11月1日号
「18歳選挙権」の出前授業
【菅生高】自信を持って投票へ
公職選挙法の改正で、選挙権年齢が現在の20歳以上から18歳以上に引き下げられることを受け、各地で高校生に選挙の仕組みや投票の大切さを知ってもらう取り組みが盛んだ。菅生高校(あきる野市)では10月15日、3年生を対象に、同市と東京都選挙管理委員会との協力で選挙出前授業が行われた。

同高の体育館で実施された授業には、3年生約400人が参加。都選挙管理委員会事務局広報啓発担当の小倉由紀課長が講師を務め、スライドを使ったクイズ形式で今回の法律改正のあらましや投票までの選挙の流れなどを説明した。

小倉氏は、「来夏の参議院議員選挙から、皆さんが投票できることになります」と語りかけ、若者の低投票率の実態を紹介。「投票率が低いと、自分たちの代表者を選挙で決めるという制度の趣旨と実際の状況に差が出てしまいます」と積極的な投票を訴えた。

続いて、模擬選挙を実施。市有地の活用をめぐる3人の候補者役による演説・質疑を聞き、くじ引きで選ばれた生徒約200人が壇上に設けられた本物の記載台と投票箱を使って本番さながらに投票した=右写真。結果は、「保育施設付き大規模マンションを建設して子育て世代を呼び込む」と訴えた候補者が、「ショッピングモール建設」と「防災公園整備」を公約とした候補者を抑えて最多得票数を獲得した。

熱心に聴講していた坂田健晴さんは、「選挙を身近に感じることができた。若い自分たちが持つ1票を大切にしたいと思う」と話していた。運営を担った教務主任の山田修教頭補佐は、「一人ひとりが“自分たちの意思で未来をつくるんだ”という主権者としてのプライドを持って投票に臨んでほしい」と話した。

なお、同校では9月18日にも1・2年生を対象に出前授業を実施している。10月29日には付属高輪台高校(港区)でも実施される予定。(10月23日記)

 
「インターネットで投票はできる?」などのクイズにカードを掲げて回答