News:ひと
2016年2月1日号
全日本F3でシーズン2位に
冷静さと技術を磨きいつか最高峰のF1へ
山下健太選手(工学部動力機械工学科2年)

若手ドライバーの登竜門「全日本F3選手権」にペトロナス・チーム・トムスのドライバーとして参戦し、今季シーズン2位に入った山下健太選手。国内8つのサーキットを舞台に全戦で争われる選手権で、チームメートであり、2014年の国際大会「マカオGP」で3位入賞を果たしているニック・キャシディ選手と終盤まで首位を争った。「あと少し力が足りなかった。チャンスがあっただけに悔しい」と振り返る。

小学5年生で本格的にレースを始め、付属浦安高校3年時にフォーミュラチャレンジ・ジャパンで優勝。車の構造や原理を理解したドライバーになりたいと工学部動力機械工学科に進学した。「大学での勉強はセッティングやレース運びにも役立つ。レース好きの友人や先生方が応援してくれるのも励みになっている」と語る。

どんな展開でも動じない冷静さはチームでも折り紙つき。タイヤの使い方にも定評がある。レースでは心拍数が180をこえる中、「ライバルや路面、タイヤの状況を観察し、どうすれば速く走れるかを常に考えている」という。昨年はレース経験をより多く積もうと、スーパーGT、スーパー耐久、インタープロトの各カテゴリーにも参戦した。

目標とするのは、F1ドライバーのフェルナンド・アロンソ。「どんなマシンに乗っても結果を残す姿に憧れます」

来シーズンに目指していたヨーロッパのレース参戦の目標は、資金が足りず断念した。「レースではあきらめないことが大切。応援してくれる両親のためにも常に上を目指して、努力し続けます」

 
(写真)平日や長期休暇中は体力トレーニングにいそしむ。「プロとして長く活躍できるドライバーになりたい」