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2016年2月1日号
ラグビーフットボール部 大学選手権で準優勝
チーム一丸で6大会ぶり決勝進出

創部以来の悲願達成まであと一歩――昨年11月22日から1月10日まで東京・秩父宮ラグビー場などで開催された全国大学選手権大会にラグビーフットボール部が出場。セカンドステージで3連勝し、準決勝でも明治大学に28―19で勝利して6大会ぶりの決勝進出を果たしたが、帝京大学との一戦は17―27で敗れ惜しくも準優勝となった。

11月まで開催された関東大学リーグ戦を全勝で3年ぶりに制したラグビー部。FW陣は平野翔平選手(体育学部4年)、橋本皓選手(同)らが体格を生かしたモールを武器に相手を圧倒してきた。BK陣では、正確無比なキックを誇る野口大輔選手(同)、快足を飛ばしてトライを量産する石井魁選手(法学部4年)、近藤英人選手(体育学部4年)の両ウイングらが実力を発揮して勝ち進んできた。

選手権に入るとトンガ出身のアタアタ・モエアキオラ選手(同1年)ら外国人選手もレギュラーに定着。力強い突進で試合の主導権を握り、早稲田大学や明治大学といった関東大学対抗戦グループの強豪も打ち破った。

“できる限りのプレーを”王者に互角の戦いも

6大会遠のいていた決勝では、初進出時と同じ帝京大と対戦。その際に13―14と1点差で初優勝を果たした相手はその後、大会を6連覇している。最強の王者との一戦は、キックオフから東海大が的確なタックルとモールでペースをつかむ。31分に藤田貴大主将(同4年)が先制トライ。すぐに同点に追いつかれるも互角の戦いで前半を終えた。

しかし、後半に入るとディフェンスが乱れ、ペナルティゴールやトライで連続失点し、点差が開く。最後は野口選手が意地のトライを奪うも、一歩及ばなかった。

「チャンピオンを目指して、自分たちのできる限りのプレーは出しきった」と藤田主将。木村季由監督(体育学部准教授)は、「最後の最後、集中力や意識の差が点数に表れてしまった。多くの人たちの支えもあり、選手たちは一丸になり全力を出してくれた」とねぎらった。 

試合後、涙にくれる後輩たちを前に藤田主将は、「泣いている暇があったら練習しよう」と呼びかけた。次こそ大学日本一の頂へ、選手たちの戦いは始まっている。

悔しさから見いだす決意
☆来季の注目☆ 湯本 睦 選手(体育学部3年)

「やってきたことに間違いはない。でも何かが足りなかった……」

涙を押し殺しながら湯本睦選手は、決勝の帝京大戦を振り返る。

SHとして類まれなセンス、そして自分より大きな選手にも一歩も引かない度胸を武器に1年時から公式戦に出場してきた。特に試合中の判断力は群を抜く。強力なFW陣でジワジワ攻めるのか、快速BK陣を一気に走らせるのか、もしくは自身で隙を突きトライを狙うのかを一瞬で見抜いてみせる。パスやキックの精度も高く、プレーのバリエーションをさらに多彩にしている。

しかし、湯本選手は「持ち味を生かすことも大切だが、来年度はチームの勝利のために何ができるのかを考えていきたい」と先を見据える。再び“打倒帝京大”を掲げる来季。下を向いている時間はない。「FBとBKをつなぐ重要な役割だけでなく、最上級生としての自覚を持って戦っていく」。

湯本選手は中心選手として、チームを日本一まで導く。

(取材=片野光・文学部4年)

 
(写真上)FW陣が一体となったモールでの攻撃が先制トライへと結びついた
(写真中)試合後、敗戦に涙する選手たちに向けて、藤田主将(後方中央)は笑顔で健闘をねぎらった
(写真下)セカンドステージの早稲田大戦でも活躍