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スポーツ

2016/02/01

仰星高ラグビー部 2年ぶり4度目の日本一


仰星高ラグビー部 悔しさバネに“最強チーム”へ
公式戦38連勝で全国制覇!史上2校目の3冠達成!



公式戦38連勝――小柄なチームが無敵の強さで高校ラグビー界の頂点に上り詰めた。付属仰星高校(枚方市)のラグビー部が、昨年12月27日から1月11日まで東大阪市花園ラグビー場などで開催された全国高校大会に大阪府第1代表として出場。4試合を勝ち抜き、決勝では桐蔭学園高校を37―31で破り、2年ぶり4度目の優勝を遂げた。仰星高は春の全国選抜大会、夏の全国7人制大会も制しており、昨年度の東福岡高校に続いて史上2校目となる3冠の快挙を成し遂げた。25日には仰星高の揚村洋一郎校長や湯浅大智監督(仰星高教諭)、選手らが大阪府公館を訪問。松井一郎知事らに優勝を報告した。

「試合を通じて隙なくグラウンドの隅々まで目を配り、相手の攻守の機微を感じ取り、普段から練習してきた成果を表現してくれた」

就任3年目で2度目の頂点へと導いた湯浅大智監督(仰星高教諭)は決勝戦後、選手たちをたたえ、「仰星伝統のディフェンス力に加えて、相手が嫌がるクレバーなプレーができるチームになった」と評価した。

新チーム結成以来公式戦無敗、4月に行われた全国高校選抜大会、7月の全国高校7人制大会と合わせて高校3冠を達成した“最強チーム”だが、当初の評価は高くなかったという。 「自分たちの世代は体も小さく、決して能力が高いわけでもない。周囲から全国優勝は厳しいと言われていた」とFWの要・横井達郎選手(3年)は振り返る。選手たちは悔しい思いを胸に秘め、「とにかくひたむきに、3年間かけて体をつくってきた」(横井選手)と、厳しいトレーニングに励んできた。

また、眞野泰地主将(同)を中心に、試合では「倒れない意識」を徹底。素早い離合集散を繰り返し、的確に相手の攻撃を封じると同時に弱点を厳しく突くゲーム運びを身につけてきた。

「3年間積み上げてきた組織づくりの結果。来季以降にもつなげていきたい」と湯浅監督はすでに今後を見据えている。

なお同大会には付属相模高校も25年ぶりに出場。1回戦で光泉高校(滋賀)に10―13で敗れた。

メンバー6選手が東海大進学、次は大学日本一目指す

高校ラグビー界の頂点から、大学ラグビーでも日本一を目指す――。仰星高の優勝メンバーから眞野主将をはじめ小林大介、河野大地、西久保空良、福田一輝、中野幹の6選手が、東海大学に進学を決めている。「ラグビーフットボール部の一員として、大学日本一に貢献したい」と眞野主将は力を込める。

「大学には仰星高出身の先輩も多く、練習内容やチームの雰囲気などの話はよく聞いています。高校とはパワーもスピードも段違い。戦術も理解して、早く試合に出られるようになりたい」と話すのは福田選手だ。

大学選手権での東海大対帝京大学による決勝戦は、花園決勝の前日ということもあり録画で観戦。選手たちは、「先輩たちの悔しさが伝わってきた。自分たちが打倒帝京を果たしたい」と口をそろえる。「そのためにもさらなる体づくりを」とトレーニングに励んでいる。

 
(写真上)決勝の桐蔭学園高戦で2トライを挙げた中孝祐選手(3年)は、「持ち味のディフェンスを生かして全員で前に出られた結果」と胸を張った
(写真下)「強力なキャプテンシーでチームを引っ張ってくれた」と湯浅監督も認める眞野主将。花園決勝でも1トライを奪う活躍を見せた

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