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2016年2月1日号
訃報 松前紀男東海大学元学長が逝去
3/6校友会館でお別れの会

東海大学の松前紀男元学長が1月1日、悪性リンパ腫のため神奈川県藤沢市の自宅で逝去した。享年84歳。葬儀・告別式は5日に、近親者による密葬で執り行われた。学園によるお別れの会は、3月6日午後1時半から東京・霞が関の東海大学校友会館で開かれる。

松前元学長は、学園の創立者・松前重義博士の次男として1931年に東京・三鷹で生誕。東京藝術大学音楽学部楽理科を卒業後、ニッポン放送編成局に勤務し、アメリカ大使館文化部で委嘱プロデューサーも務めた。

63年に東海大学文学部助教授となり、73年には付属本田記念幼稚園の初代園長に。76年に教養学部長に就任。81年から91年まで北海道東海大学学長を、91年から98年まで東海大学学長を歴任したほか、2000年から10年まで学校法人東海大学副理事長の任に就いた。

日本衛星放送(現WOWOW)やエフエム東京の取締役、文部省大学設置・学校法人審議会委員(大学設置分科会)を務めるなど、社会活動も積極的に展開。松前国際友好財団理事長や札幌コンサートホール「Kitara」初代館長として国際交流や音楽文化の振興にも貢献した。

作曲家として学園の各教育機関の校歌を作曲したほか、音楽史や放送史の研究にも従事。『クープランその家系と芸術』や『音文化とFM放送』などを著し、『ニューグローヴ世界音楽大事典』にも編集委員として携わった。90年にはフランス・ストラスブール大学で社会科学博士を取得。これら多方面にわたる活動に対し、フランス政府から芸術・文化勲章「オ フィシエ」が、日本政府から「瑞宝重光章」が授与されている。