News:教育
2016年2月1日号
独創性や実現性を評価
工学部・ものづくり学生サミット
工学部が主催する公募型課題解決コンペ「ものづくり学生サミットin湘南」の表彰式が、1月8日に神奈川県厚木市で開催された。企業から出題された実務や将来に向けた課題に学生が挑戦し、ものづくりの楽しさを実感しながら課題解決力を育成することなどを目的に昨年度から行われている。今年度は13社から出された課題に67チーム261人が参加した。

昨年度に引き続き、ソフトウエアメーカーや設計事務所、建設会社など幅広い分野の企業の協力を得て行われたこの取り組み。学生たちは、アドバイザー役の教員のサポートを受け、企業の担当者にも相談しながら、大学の魅力を高める学生食堂やLEDの利用法といった課題に挑んだ。

友人同士で参加したものの、思うようにならずモチベーションが上がらない場面もあったと口々に語る学生たち。外山和希さん(4年)は、「異なる意見を集約するのが難しかった。でもこれが企業での仕事なんだと感じた」と振り返る。狩野泰毅さん(2年)は、「期間が限られた中で、企画書をまとめ上げる作業はとても大きな経験になった」と話す。

困難を乗り越えながら、昨年12月の成果発表会には多くのチームが提案を間に合わせた。梶田佳孝准教授は、「やりきる過程で大きく成長してくれた。この経験は財産になる」とねぎらった。

表彰式では、独創性や実現性の観点から評価した結果を発表し、優秀賞に選ばれたチームの代表に企業の担当者が賞状と記念品を贈呈。「技術の新たな可能性を見いだせた」「この経験を糧に、これからも多くのことにチャレンジしてほしい」といったコメントが送られた。渡辺帆南さん(4年)は「企業の方に評価してもらえたのがうれしい。つらいこともあったけれどあきらめなくてよかった」と笑顔を浮かべた。

吉田一也学部長は、「企業は学生に合った課題を出し、学生も昨年度以上にレベルの高い提案をまとめた。この成果を生かしつつ次年度以降につなげたい」と話している。

 
(写真上)賞状が渡されるたびに大きな拍手に包まれた
(写真下)企業の担当者と学生の懇談会も開かれた