News:学生
2011年2月1日号
湘南国際マラソンをサポート
救護ボランティアで 緊張の現場を体験

健康科学部看護学科の学生15人と医療技術短期大学の学生3人が、1月23日に開催された「湘南国際マラソン」で、東海大学の救護ボランティアチームの一員として活躍した。学内で参加者を募り、教職員を含む計50人のチームとして初参加したもの。地域の医療スタッフや救急救命士専門学校の学生ら約300人とともに救護活動に励んだ。

学生と医学部付属病院に勤務する看護師や救命士、医学部・健康科学部の教員らによって組織された東海大学チーム。救護本部の統括責任者を務めた、医学部の本多ゆみえ助教の呼びかけで結成された。

大磯町を発着点として海岸線を走る「湘南国際マラソン」には、フルマラソンやハーフマラソンなど全5種目に約2万3500人が出場。命に危険のある事態も起こりうるため、救護スタッフは欠かせない存在だ。

前回大会にも救護スタッフの一員として参加した本多助教は「地域のイベントをサポートしよう」と、救護人員の増員を計画して学生にも参加を募ることに。実習経験があり、授業で心肺蘇生法を学んだ健康科学部や医療短大の学生にメールや掲示板で呼びかけた。

「指示を待つことが多い実習と違い、現場では自分で動き、判断することが求められる。学生にとっては貴重な経験」と、健康科学部の小島善和准教授。当日は東海大学チームを含む総勢300人の救護スタッフが、39チームに分かれて救護所や沿道を担当。初対面のスタッフともコミュニケーションを取りながら救護に取り組んだ。  

学生らは体調が悪そうなランナーを見かけるとすかさず声をかけ、緊急性があるか否かを判断。緊急と判断した場合には、医療関係者に引き継いだり、AED(自動体外式除細動器)を携帯して自転車で移動するモバイル隊に伝えるなど、初期診療の一翼を担った。「脱水症状や足がつった人の救護など、できることはわずかでしたが、この経験は自信につながります」と健康科学部3年の中村健志さん。本多助教は「地域に出て人を助けることで視野が広がる。現場で初期診療に携わった経験は、学生にとって宝になるはず」と話している。

 
(写真上)50メートル間隔で沿道に立ちランナーを見守る学生
(写真下)足がつったランナーを協力して救護する