News:研究
2016年4月1日号
工学部が新たな取り組みを展開中
日常的な研究交流を促進

研究力の向上を目指す工学部の新たな取り組み「工学部研究会」が2015年度からスタートしている。

さまざまな研究テーマを学部内から募り、研究会などの開催を支援することで、他学部も含め学科をこえた教員同士のネットワークづくりやマッチングをうながし、さらなる研究の活性化につなげることが目的。初年度は、約10のテーマに関する研究会が発足した。

このうち2月25日には、「冶金金属研究会」(代表=材料科学科・宮沢靖幸教授)が講演会を開催した。当日は、学生や教員約30人が参加し、神奈川県産業技術センターの高木眞一氏が産業界において冶金・金属分野が担う役割や産官学連携の現状、課題を説明。メンバーの一人で文学部の山花京子准教授が、考古学の研究成果をもとに古代エジプトにおける金属工芸技術を紹介した。

また、「生理活性物質・生体材料研究会」(代表=応用化学科・毛塚智子准教授)では、3月4日に神奈川大学工学部の岩倉いずみ准教授による講演会「反応遷移状態をみたいと思いませんか?」を実施。化合物の反応過程を直接観察する手法の一つである「遷移状態分光法」の歴史や、これまでの研究成果を紹介した。

吉田一也工学部長は、「共同研究を成功させるためには、学部や学科をこえた日常的な研究交流が欠かせません。この取り組みを大いに活用し、教員同士が互いに楽しみながら切磋琢磨できる環境をつくっていければ」と話している。

※肩書は当時

 
(写真)生理活性物質・生体材料研究会では、活発な意見交換も行われた