News:教育
2011年2月1日号
伊勢原校舎で「学生カフェ2010」開催
保健医療福祉の現場で求められる
「チーム連携能力」を養う


同じキャンパスで医療、看護、社会福祉を学ぶ学生が、学部や学科の枠を超えて意見を交換する――。医学部と健康科学部のFD委員会が共催する「学生カフェ2010」が、伊勢原校舎で昨年12月1日から22日まで4回にわたり開催された。

この催しは、保健医療福祉専門職にとって重要な「チーム連携能力」育成に関する教育の推進を目的に、両委員会合同で初めて企画したもの。精神保健や災害時医療支援など、専門家による話題提供の後、学生が意見交換することで、互いの視野を広げようという取り組みだ。医学部(医学科)と健康科学部(看護学科、社会福祉学科)の学生ならば、学年を問わずに誰でも自由に参加できる。

昨年12月7日に開かれた第2回のテーマは「地域自殺対策ってなんだろう?〜大切な人の笑顔を守るために、どう連携していくか〜」。32人の学生が参加した。当日は医学部の市村篤講師と健康科学部の三橋祐子助教が、チーム連携の重要性や自殺予防対策の成功事例について講演。その後、「父親がうつ状態の女子大学生」を事例にし、どのように助言したらよいかを6グループに分かれて話し合った。

初対面の学生も多いとあって初めは緊張した様子だったが、次第に打ち解けて、自分の専門分野の視点に立った解決策を提案する場面も。「他学科の学生と話し合ったのは初めて。自分とは異なる視点が新鮮だった」「お互いの考え方の違いを理解することが、現場でのスムーズな連携につながると思った」など、チーム連携の重要性を肌で感じたようだった。

企画者の一人である健康科学部の錦戸典子教授は、「学生時代にチーム連携について語り合うことは、実践の場で大きな力になる。教員同士の連携もさらに強化し、チーム連携教育を発展させていきたい」と語っている。

 
(写真)グループで話し合った解決策を発表。これまで交流が少なかった学生らにとって貴重な体験の場に