News:教育
2016年5月1日号
授業を評価し5人に優秀賞
2015年度ティーチング・アワード

優れた授業を行う教員を表彰する2015年度「東海大学ティーチング・アワード」の受賞者が決定。全国のキャンパスから5人の教員が優秀賞に選出され、4月1日に湘南校舎(阿蘇校舎の分は現地で実施)で表彰式が行われた。

15 年度の受賞者は、教養学部国際学科の荒木圭子准教授、国際文化学部地域創造学科の山田秀樹教授、海洋学部海洋フロンティア教育センターの岡田夕佳准教授、阿蘇教養教育センターのマイナー・ダニエル特任講師、文学部文明学科の井野上眞弓非常勤講師の5人。いずれも初めての受賞となった。

東海大では全国に先駆けて1993年度から学生による授業評価制度を取り入れるなど、早くから教育の質向上を目指す取り組みを展開してきた。02年度に導入された「ティーチング・アワード」もその一環として毎年実施。教員の授業に対する熱意や努力を評価することが目的の一つとなっている。

対象になるのは、履修者が20人以上の講義科目を当該年度の春・秋学期の合計で3科目以上担当している教員。教育支援センターが実施する、学生による「授業についてのアンケート」を選考の基礎としている。

「総合評価平均評価点」「アンケート実施率」などを考慮して作成したリストの中から学部などが候補者を推薦し、集計点の最も高い教員を最終候補として選出。さらに大学運営本部を中心とした厳正な審査を経て、最終的に学長により決定される。

今年度の優秀賞に選ばれた5人は、今後、FD活動の一環として、より効果的な授業を行うための工夫を学内広報誌などで紹介する予定となっている。

受賞した教員のコメント
荒木圭子准教授(教養学部国際学科)
理解を深め創造性を高めるため、学生同士のディスカッションを重視。関係者へのインタビューやグローバルフェスタへの参加、施設見学などの学外授業を通じて、五感をフルに使って問題を理解し、考察できるよう促しています。

山田秀樹教授(国際文化学部地域創造学科)
「時間厳守」など授業マナーを大切にし、毎回座席を替えて前列の学生と対話しながら授業を進めることで、緊張感と集中力を保っています。学生が興味を持つ話題をベーシックな学問の理論と組み合わせて説明しています。

岡田夕佳准教授(海洋学部海洋フロンティア教育センター)
旬のニュースを取り上げることで学生自身の研究と社会・経済との関連に気づかせ、課題への興味と理解を深める工夫をしています。学生からの質問や意見は丁寧に拾い上げて解説。先生方からの助言も授業に生かしています。

井野上眞弓非常勤講師(文学部文明学科)
自分の考えを表現する力や理解力、課題への関心を高めてもらうため、学生との対話と知識のキャッチボールを大切にしています。安心して授業に取り組める環境を整えてくださっている先生方や事務室の皆さんに感謝しています。

 
【医療短大】
「優れた授業」は阿部ケエ子准教授に決定

医療技術短期大学の「2015年度ティーチング・オブ・ザ・イヤー」が、阿部ケエ子准教授の授業「成人臨床看護検廚坊萃蝓4月1日に灰田宗孝学長から表彰状が授与された。学生による授業評価アンケートをもとに、最も優れた授業を選定する取り組み。看護師育成の教育力向上を目標に03年度から実施されている。

同授業は、手術前後や回復期における患者の看護計画などを考える内容。阿部准教授は、予習した課題を1分間で発表し合うグループワークで、学生の主体性を引き出している。「看護の理論や技術の習得だけでなく、心理・社会的な面から支援できる看護師の育成を目指し、教育システムの充実を図りたい」と抱負を話している。

 
(写真上)山田清志学長(左)から賞状を授与(右は受賞者の山田教授)
(写真下)表彰状を手にする阿部准教授(左)と灰田学長