News:研究
2016年5月1日号
環境・エネルギー研究会が発足
新エネルギーへの貢献目指す

新たな太陽光発電システムをはじめ、新エネルギーの開発や実用化を目指す「東海大学環境・エネルギー研究会」の第1回学術講演会が、3月31日に湘南校舎で開かれた。同研究会には、工学部の功刀義人教授を世話人に理学部や海洋学部など幅広い分野の研究者が参加。当日は教員や学生ら約120人が出席した。

環境・エネルギー研究会は、東海大学で自然エネルギーを研究している教員の力を結集し、技術開発のみならず、まちづくりや環境教育、次世代を担う人材の育成にも取り組むことを目指している。

功刀教授は講演会で趣旨に触れ、「それぞれの専門分野を融合させて人と街と環境が調和する社会の構築に貢献できる研究拠点を形成したい」と説明。「技術の実用化には、政治や経済、法律などの知見も必要になる。文系の先生方にもぜひ参加してほしい」とも語った。

当日はメンバーとして参加している教員が物理学や電気電子工学、土木工学、環境教育など幅広い分野から研究構想を説明。冨田恒之准教授(理学部)が有機材料と無機材料を組み合わせた太陽エネルギー変換システムについて、稲森真美子講師(工学部)が電線を使わず送電する技術の研究を紹介した。海洋学部からは田中博通教授の研究室で取り組んでいる越波式波力発電装置研究の現状を語った。

続いて行われたポスターセッションでは、学生や教員が約60件の研究成果を出展。学生同士がそれぞれのテーマについて語り合い、研究者が今後の連携の可能性や研究の方向性について意見交換する姿が見られた。

学生たちは、「学生間のネットワークが広がり、研究の発展に期待が膨らんだ。モチベーションが上がりました」「研究会の活動は、自分の可能性を広げることにもつながると期待している。皆に負けないようしっかり勉強したい」と感想を語っていた。

 
(写真上)講演会では、発電から送電、まちづくりでのベストミックスなどエネルギーにかかわる幅広い研究が紹介された
(写真下)学生たちは資料を手に熱心に説明していた