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2016年5月1日号
辻原教授に日本芸術院賞
長年の文学的業績に評価

芸術分野で優れた功績を挙げた人物に贈られる日本芸術院賞が3月23日に発表され、文学部文芸創作学科の辻原登教授(=写真)が受賞した。

辻原教授は1990年に中編小説『村の名前』で芥川賞を受賞したほか、2000年には『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞を受賞。10年には『許されざる者』で毎日芸術賞に選ばれるなど、多くの文学賞を受賞している。東海大学では、情報を批判的に読み取る認識力や正確に文章として書き表す表現力を持った人材の育成を目指す文芸創作学科の立ち上げに携わり、01年から教授として指導にあたってきた。

今回の賞は、小説を中心とするこれまでの多年にわたる文学的業績に対して贈られたもので、特に顕著な功績を残した人物に贈られる恩賜賞にも選ばれた。

辻原教授は、「よい小説を書くという姿勢はこれからも変わりませんが、これまで以上に冒険的な作品を世に問うていきたい。文芸創作学科は東海大でなければできない学科であり、文学を愛好する学生と接することで私自身が大きな力をもらってきました。これからも授業や小説を通して、学生たちにいい影響を与えていきたい」と話している。