News:研究
2016年6月1日号
国際学会からフェロー賞
情報理工学部・黒田教授 MRIの可能性を開く研究

情報理工学部の黒田輝教授が国際磁気共鳴医学会(ISMRM)のフェロー・オブ・ザ・ソサエティーに選出。5月7日から13日までシンガポールで行われた年次総会で、同学会から記念の賞状などが贈られた。

ISMRMは、磁気共鳴技術を医学や生物学の分野に活用する研究に取り組む研究者が集う学術団体。7100人をこえる会員を有し、その中から学術的・教育的に顕著な功績を挙げている人物に同賞が贈られている。

黒田教授は、医学部や企業と共同で核磁気共鳴装置(MRI)を使って生体内の温度を計測する技術を長年にわたって研究。組織の温度を準リアルタイムで画像計測できる技術を確立し、レーザーや超音波といった温熱治療をはじめとする医療分野での応用に貢献してきた。現在は医学部の今井𥙿教授や松前光紀教授と協力し、軟骨の温度計測や水と脂肪が混在する乳房の温度計測技術、脳脊髄液中の動態可視化技術、体内埋め込み型医療機器のMRI安全性の研究にも取り組んでいる。

黒田教授は、「これまで一緒に研究に取り組んできた多くの方々に感謝します。今回の受賞は、長年にわたり粘り強く続けてきた結果だと思っています。その姿勢をこれからも大切にしながら、医学部と工学部が近接する東海大学の特徴を生かした医工連携の実現に力を尽くしていきたい」と話している。