News:総合
2016年6月1日号
15年度の就職状況まとまる
全国値を上回る97.8%

今春卒業した大学生の就職率が前年度の同時期と比べ、0.6ポイント増えて97.3%と発表された(4月1日現在。文部科学省、厚生労働省調査)。5年連続で改善し、調査を開始した1997年以降、最も高い結果となった。東海大学では、キャリア就職センターのまとめによると2015年度卒業生の就職率は97.8%。前年度を0.7ポイント上回り、全国値よりも高い数字を残した。

同センターの水島久光所長(文学部教授)は、「これまで同様に、企業の採用意欲が高かったことが結果に表れた。この流れは16年度も続くだろう」と分析する。

昨年度は政府や経団連の取り決めによって、採用情報の公開が3年時の12月から3月へと後ろ倒しされた。「各企業が独自のスケジュールで採用活動をしていたので、例年以上に、学生一人ひとりに目を配りきめ細かなアドバイスを意識してきた」と水島所長は語る。

やるべきことを明確に 時期に合わせた準備を
今年度も採用スケジュールが変更され、選考開始時期が4年時の8月から6月に前倒しされた。選考への準備期間が短くなり、焦りを抱く学生も増えることが想定されるため同センターでは学生への個別対応力を強化して、“今やるべきこと”を明確にアドバイスしていく方針だ。 

湘南校舎では、4年生と修士2年生を対象にした合同企業説明会や各種セミナーを開催。6月6、7日には、3年生と修士1年生を対象にした就職ガイダンスを実施する(各校舎でも順次開催。詳細は、各校舎のキャリア就職担当窓口まで)。

来年度もスケジュールの変更がない限り、3年生や修士1年生の3月までは、「就職活動に向けた助走期間」に位置づけられ、時期に合わせたステップを踏むことが大切になる。同センターではそのための情報を発信。これまで湘南だけで行われていた施策を他の校舎に広げることも検討している。水島所長は、「各校舎や学部とこれまで以上に連携し、全学的支援も展開していきたい」と話している。

 
(写真)3月に湘南校舎で開かれたキャリア就職センター主催の学内合同企業説明会