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2016年7月1日号
全日本大学選手権15年ぶりのベスト8
北海道キャンパス硬式野球部
エース水野投手が大学日本代表に


札幌学生春季リーグ戦を2年連続で制した北海道キャンパス硬式野球部が、6月6日から12日まで明治神宮野球場などで行われた全日本大学選手権大会に出場。準々決勝で中央学院大学に1-4で惜敗したものの、15年ぶりのベスト8となった。エース水野滉也選手(国際文化学部4年)が7月12日から日本で開かれる日米大学選手権大会の代表に選ばれている。

右横手から投げ込むフォークボールに、相手のバットが空を切る。環太平洋大学との1回戦で完投した水野選手は、立命館大学との2回戦にも中1日で先発。毎回の16奪三振で2001年以来のベスト8を引き寄せた。「奪三振のほとんどがフォーク。打者との駆け引きもうまくいった」

環太平洋大戦は同点の9回に竹中悟選手(同)の適時打で勝ち越し4―3、立命館大戦は井口和真選手(同)の本塁打などで4-0とした。

しかし初のベスト4をかけて挑んだ準々決勝では、初回に3失策が絡んで1点を失ったことが最後まで響いた。高橋葉一監督(東海大職員)は、「先発の山根(大幸・国際文化学部4年)もよく踏ん張ったが、最後まで流れをつかめなかった。秋に向けて守りを強化し直したい」と前を向いた。

努力を重ね成長、満場一致で選出
全日本の結果を受けて、大学日本代表選考合宿(6月17日〜19日・平塚球場)に追加招集された水野選手は、紅白戦で3回を投げて4奪三振、無失点とアピールした。同部としては01年のエース古川隆一投手(芸術工学部卒)以来15年ぶり2人目の代表選出だ。

もともとは上手投げだったが、札幌日本大学高校の1年時に肘を痛めて横手投げに転向した。高校3年の夏は南北海道大会の決勝で敗れて甲子園には届かず。「チームメートが東海大のセレクションを受けるというので、一緒に行ったことがきっかけ」で進学を決めた。高橋監督は、「南北海道の決勝は連投の疲れもあり、甲子園には届かなかったが、当時からキレのいいストレートを投げていた」と振り返る。

1年生の春から先発、中継ぎ、抑えとさまざまな場面で登板して投手陣を支えてきた。しかし昨年の全日本では、2回戦で早稲田大学打線に2回2失点でノックアウトされた。「本当に悔しかった。この負けを糧にして1年間やってきた」

「縦の変化球が必要」と、それまであまり投げていなかったフォークの習得に励んだ。昨春に札幌校舎内に完成した第一体育館のトレーニング施設も活用してウエートトレーニングを増やし、直球の最速は5キロ上がって147キロに。緩急自在の投球を身につけた。

代表チームの指揮をとる湘南校舎硬式野球部の横井人輝監督(東海大職員)は、「サイドから投げ込むスライダーのキレに加え落ちる球もある。首脳陣の満場一致で選出した」と評価する。水野選手は、「変化球を使って打ち取りたい。アメリカ打線にどれだけ通用するか楽しみ」と語った。

選考合宿で6割を超える打率を残した湘南校舎硬式野球部の森下翔平主将(体育学部4年)も代表に選出。東海大勢が日本の連覇に貢献する。

 
(写真)フォークを決め球に、立命館大打線から16三振を奪った水野選手