News:教育
2016年7月1日号
農学部・大学院農学研究科 7月から熊本で授業を再開
授業日程や支援策など固まる
全国で保護者向け説明会
 

4月に発生した「平成28年熊本地震」で大きな被害を受け、阿蘇校舎が使用できないなどの事情で休講となっていた農学部と大学院農学研究科の授業が、7月1日から熊本校舎に場所を移して再開される。授業日程などの骨子が固まったことから、6月9日には熊本校舎で農学部在学生の保護者らを対象とした説明会を開催したのをはじめ、全国21カ所で同様の説明会を開いている。 (6月28日記)

今回の熊本校舎での授業再開は、学生の住環境確保やキャンパスライフの一刻も早い再開を目指して決定したもので、当面2年間は熊本校舎の教室を使う形での授業実施となる。阿蘇校舎については、学内外の専門家らが地盤のボーリング調査や建物の検査を進めており、8月をめどに調査結果をまとめ、校舎の建て替えなども含めて検討されていく。

農学部と農学研究科の授業再開にあたっては、前日の6月30日に授業再開ガイダンスを実施。7月1日から8月17日までを春学期とし、各授業は1コマ135分で実施される。原則として4月時点の時間割と同曜日、同時限で開講されるが、実験・実習科目についてはガイダンスで説明される。今年度の秋学期は当初の学年暦どおり、9月21日から来年1月27日までで、授業も通常どおり1コマ90分となる予定。9日に行われた保護者向け説明会では、山田清志学長と中嶋卓雄九州キャンパス長らが登壇。参加した約200人の保護者や学生らに、日程の概要や、実習の受け入れ先、引っ越しに伴う費用や学用品の再購入のための補助などについて説明した。参加者からは、サークル活動や通学方法などについての質問が寄せられた。

説明会終了後には、新聞やテレビなど報道機関向けの説明会も実施。約20社の記者を前に、山田学長と中嶋キャンパス長、村田達郎農学研究科長が、保護者向け説明会の内容や阿蘇校舎の今後の見通しについて説明した。山田学長は、「今後も熊本の地で、日本の農業を支える人材の育成にあたっていく」と語った。

 
(写真)9日に熊本校舎で行われた報道機関向け説明会で山田学長(左端)は、熊本で農学部を維持していく方針について語った