News:付属諸学校
2016年7月1日号
女子ソフトボール部が大活躍!!
特色ある練習法で好成績 

2020年・東京オリンピックの追加種目として候補に挙がる女子ソフトボールは、付属諸学校の部活動でも多くの生徒が練習に励んでいる。山形高校は、6月3日から5日に行われた山形県高校総合体育大会で優勝。26年ぶりの全国高校総合体育大会(インターハイ)出場を決めた。また菅生高校と同中等部は5月1日から4日の東京都春季大会をそれぞれ制し、初の中高同時優勝を成し遂げている。

[山形高]26年ぶりインターハイへ 先行逃げきりで「まず1勝」

1990年以来となる県総体制覇を果たした山形高。7月26日から8月20日まで、中国地方の各県で行われるインターハイへの出場を決めた。

小林千絵監督(山形高教諭)は、「先制したときが山形高の勝ちパターン。明るい選手が多く、先に点を取ると勢いに乗れる」と話す。県予選では4試合すべてで先制点を奪い、得意の先行逃げきりで頂点へと駆け上がった。

序盤の好機で確実に1点を取りにいくために、日々の打撃練習でもチャンスを想定し、ランナーを置いている。「塁間が短いソフトボールでは、走者が三塁にいる場面なら高く弾んだ内野ゴロでも得点できる」と小林監督。チャンスの場面でも安打だけにこだわらない得点方法を徹底している。さらに土、日曜日には他校との練習試合を数多く実施し、1点をもぎ取るすべを体に染み込ませた。

準決勝の山形学院高戦では、初回に一死満塁のチャンスをつくると、スクイズで先制。勢いに乗った打線はその後、3連続安打などで一挙に5点を挙げるなど、練習の成果を結果につなげた。この集中打に油井明日香主将(3年)は、「さまざまな作戦を試してきたので、本番でも小林監督が出すサインを想定できた。気持ちの準備がしやすく、みんなが安心して打席に立てていた」と振り返る。

県予選で全試合に先発し、2試合で完投した保科里緒選手(3年)は、「全国の舞台でも、臆せずチームの勝利に貢献する」と意気込む。小林監督や油井主将も、「インターハイでも戦い方は変わらない。まずは初戦突破が目標」と口をそろえている。

[菅生中・高]東京都大会中高でV 互いに刺激しレベルアップ

菅生高と同中等部は、東京都春季大会で初の中高同時優勝を達成した。高校は同大会初優勝で、澤田百彗主将(3年)は、「頂点に立ててうれしい。全試合で他校よりソフトボールを楽しめたのが勝因」と笑顔を見せた。

両チームは普段から中等部のグラウンドで、ともに練習に励んでいる。中等部の秋葉菜々主将(3年)は、「日ごろから目標になる先輩方のプレーを見られるので、勉強になる」と話し、澤田主将は、「後輩に情けないところを見せないよう、緊張感を持って練習に臨めている」と語った。オフシーズンの11月から2月には、中学生が高校の練習メニューに参加するほか、紅白戦なども行われる。 高校は6月4、5日に行われた関東高校女子大会の2回戦で惜しくも敗れ、インターハイ出場を逃した。澤田主将は、「8月の全国私学女子大会の予選が3年生にとって最後の大会になる。なんとかして全国への切符をつかみたい」と意気込んでいる。 中等部は7月16、17日の全日本中学生大会東京都予選会を勝ち抜き、本戦出場を目指す。秋葉主将は、「澤田さんから『私たちはインターハイに出られなかったけど、その分、中学生のみんなは頑張ってね』と声をかけてもらった。先輩の声援に応えられるように頑張りたい」と話していた。

 
(写真上から)
▼4番の油井主将(左)とエース保科選手(右)が全国の舞台でもカギを握る
▼山形県総体を制し、笑顔を見せる選手たち
▼今夏の大一番に向け健闘を誓う高校の澤田主将(左)と中等部の秋葉主将