Column:Interview
2016年8月1日号
日本一奪還の立役者
目指すは世界の舞台

男子柔道部
ウルフ・アロン選手(体育学部3年)


6月25、26日の全日本学生優勝大会で王座を奪還した男子柔道部。その立役者の一人が全試合で一本勝ちを収めたウルフ・アロン選手だ。

入学直後から団体戦メンバーとして活躍し、勝利へ貢献してきたウルフ選手。しかし、昨年の同大会決勝・筑波大学戦では、勝敗を分ける代表戦に出場するも勝ちきれず、チームは準優勝に終わった。「上水監督(=研一朗・体育学部准教授)は“おまえのせいじゃない”と言ってくれたけれど、責任を感じた」と当時を振り返る。 

「力不足を痛感した。何が課題かというよりも、何も足りていなかった。大会後から技術、体力、パワーの3つを全体的に鍛えました」 

その後の活躍はめまぐるしいものだった。7月にモンゴルで開かれたグランプリ・ウランバートルで国際大会初優勝。さらに全日本選抜体重別選手権大会でも初優勝するなど、国内外で好成績を収めた。「それでも全日本学生で王座奪還という気持ちは消えませんでした。雪辱はここでしか果たせない。試合前は、すごく緊張しました」

今大会、チームは全試合で圧勝し、優勝へと駆け上がった。大会後、上水監督は、「特にウルフはどん底にいたが、一皮むけて大きく成長した」と評価した。

「もがき苦しんだことで、一歩前に進めた気がする」とウルフ選手は言う。これから目指すのは、団体戦連覇とともに、子どものころからの夢でもあった五輪だ。「世界選手権、そして東京五輪へ向けて、もっと頑張っていきたい」と次への一歩を踏み出している。(取材=本川由依)

 
(写真)全試合一本勝ちで全日本学生の王座奪還に貢献したウルフ選手