News:研究
2016年8月1日号
文化心理学ワークショップを初開催
普遍的なテーマに熱い議論

7月23日に湘南校舎で、文明研究所主催の「文化心理学ワークショップ」が開かれた。国際教育センターとの共催。デンマークのオールボー大学にある世界で唯一の研究機関「文化心理学センター」から講師を招き、講演などが行われた。

文化心理学は、さまざまな状況下で多様に機能する想像力や心の動きを研究する学問。文明研究所が進める現代文明が直面する諸問題解決に関する研究の一環として、入門ワークショップを初めて開催した。

当日は学生や教職員ら約30人が参加。基調講演ではヤーン・ヴァルシナー教授が、「抑制された志向性:行動の根本的な不確定性」について説明し、「人間は同じ刺激を与えても同じ反応はしないという考えを持つことが大切だ」と話した。

続いて、同センターのルカ・タテオ准教授やジュゼッピーナ・マルシコ助教も講演。イタリア・サレント大学のセルジオ・サルヴァトーレ教授と教養学部の小貫大輔教授も交え、「今、未来、自由」をテーマにしたディスカッションも行われた。

司会を務めた文明研の田中彰吾教授は、「東海大学が長年ヨーロッパとの交流を培ってきたからこそ、実現できたセミナー。今後も、“人間とは何か”という人類の歴史に横たわる普遍的なテーマについて研究していきたい」と話した。

 
(写真)ヴァルシナー教授は参加者と対話しながら講演した