News:総合
2016年9月1日号
政策提案制度で最優秀賞
災害時ICT活用の取り組みを教育に

情報理工学部の内田理教授らの研究グループによる取り組みが、神奈川県の「平成28年度大学発・政策提案制度」に採択され、8月10日に神奈川県庁で知事表彰式が行われた。県内の大学などを対象に政策提案を募集し、県と大学が協働で実施するもの。10大学から13件の応募があり、書類審査を通過した7件が公開コンペで提案内容をプレゼンテーションし、3件が採択された。なお、東海大学は最優秀提案にも選ばれている。

内田教授らの提案は「ICTを活用した防災訓練・防災マップ作成による若年層への防災教育」。To-Collabo プログラム「安心安全事業」などの一環で開発してきた「Twitterを用いた災害情報共有システム」や「スマートフォン向けデジタル防災マップ作成アプリ」を活用。県が推進する「減災〜災害に強いかながわ〜」の取り組みに生かす計画となっている。

県庁で開かれた表彰式には山田清志学長と内田教授ら関係者が出席。内田教授が黒岩祐治知事や県庁職員に対して、提案内容をあらためてプレゼンした。黒岩知事からは、「単なる教育ではなく実践的。アプリで情報を発信する取り組みを教育プログラムにする点がユニークで、すぐにでも活用できる」と評価された。

内田教授は、「これまでもTo-Collaboプログラムを通じて、地域の安心・安全にかかわる活動を大学近隣自治体と実践してきた。本政策では、ICT機器に強い若者たちに災害時にツールを活用することで人の役に立つということを知ってもらい、ボランティアや助け合いの心も学んでもらいたい」と話した。
 
(写真)黒岩知事らに提案内容を説明する内田教授