Column:Interview
2016年9月1日号
卒業生訪問!特別編
国際開発で世界に貢献 ロンドン大学大学院へ
飯田夏木さん(教養学部2015年度卒)

教養学部国際学科を今年3月に卒業した飯田夏木さんが、9月からロンドン大学大学院の修士課程に進学する。7月には、日本学生支援機構の大学院学位取得型奨学金の選考に合格。渡英に向けて準備を進めている。「地球の住人の一人として国際問題に取り組む」――それが飯田さんの覚悟だ。
 
付属相模高校中等部と同高を卒業した飯田さんは、「好きな英語を生かしたい」と国際学科に進学。国際問題を本格的に学ぼうと考えたきっかけは、大学1年生で参加した同学科のスタディーツアーだった。
 
「ブラジルやカンボジアで水資源確保の難しさや格差社会といった問題を目の当たりにし、衝撃を受けました」

以後、国際関係や国際政治・経済などを学ぶため、東海大学の海外派遣留学プログラムに積極的に参加。2年生の秋からイギリス・エセックス大学に1年間留学し、修了と同時にロンドン大のサマースクールを受講。4年時には国際教育振興会主催の「日米学生会議」に参加したほか、アメリカ・ワシントンD.C.にある国際開発のコンサルタント会社で、3カ月間のインターンシップにも挑戦した。「文化の違いなどによる問題は、互いに尊重し合いながら話し合うことで問題を解決しました。世界中の人々とつながりができたことも収穫」と振り返る。

「挑戦する学生を後押ししてくれるのが東海大学。私も大学での経験や恩師の言葉を胸に、専攻する国際開発についてしっかり学んできます」。そう語る飯田さんの瞳は、世界に向けてまっすぐに開かれている。

 
航空操縦学専攻1期生 初の機長に昇格
木村 翼さん(工学部2010年度卒)

工学部航空宇宙学科航空操縦学専攻1期生として初めて、ソラシドエアの機長(ボーイング737‐800)に昇格した木村翼さん。日本では、東海大学をはじめ4大学にパイロット養成コースが設けられているが、その卒業生としても初だ。

「ここまで来られたのは、家族や友人の応援があったからこそ。ともに運航に携わるスタッフがチームとして最大限に力を発揮できるよう心がけていきたい」と語る。

子どものころから漠然と「パイロットになりたい」と思っていたが、夢を目標に変えたのは、同専攻開設のニュースだった。2006年に入学後は、「礼儀や仲間との協力、自己管理など、社会人になるために必要な基礎からすべてのことを学んだ」と振り返る。入社後は、持ち前の明るさとまっすぐな姿勢を生かして順調にステップアップ。副操縦士として約5000時間のフライトを経験。社内での選抜試験を経て15年からは機長昇格に向けた訓練プログラムに入り、今年7月に国土交通省航空局の機長認定路線審査に合格した。

8月2日に同社の運航本部で行われた辞令交付式では、増田秀隆運航本部長から機長の証である4本線の入った肩章を授与され、「操縦桿を置くその日まで、気を抜くことなく切磋琢磨してほしい」と激励された。

その後、機長として羽田―熊本便を運航。同じく1期生の瀧本孝二副操縦士と、150人の乗客を乗せて羽田空港を飛び立った。

(写真)恩師の利根川豊教授(左)と