News:研究
2016年10月1日号
新たな研究支援体制が始動
Tokai TIARA Program
産学連携の促進を目指す

総合大学の強みを生かしながら企業と大学の連携を進化させ、研究力向上を目指す新たな取り組み「Tokai TIARA Program」が今年度から始まった。8月25、26日には東京ビッグサイトで開催された文部科学省主催の「産学パートナーシップ創造展」に、「組織対組織」の本格的な産学連携を目指す取り組みが評価され、全国20大学の1つに選ばれて出展。26日には吉田一也副学長(研究担当)がその概要と特徴について講演した。

東海大学の取り組みの愛称である「TIARA」は、「Technological Innovativeand Revolutionary Action」の略称。総合大学である東海大のスケールメリットを生かした独創的な研究の創出と、産学連携の活性化を目指している。

研究担当副学長のリーダーシップのもと、総合研究機構(総研)内に研究推進協議会を設置。東海大の付置研究所の所長や大学院の各研究科長らがメンバーとなり、学内で行われている研究の特徴や将来性、社会的なニーズをもとに支援を推進する「戦略的研究テーマ」の顕在化や学部学科をこえたメンバー選定を行う。

具体的な研究計画は、分科会にあたる戦略的研究チームをテーマごとに設けて検討。総研は産業界や地域からの研究協力依頼の窓口役も務め、ニーズに合った研究ユニットとのマッチングや新たな研究ユニットの形成、事務作業をサポートする。

「産学連携はこれまで教員と企業との個人的な関係で進められることが多かった。TIARAを導入することで、『組織対組織』でより強い研究力を持ったグループの形成や、研究の効率化、社会ニーズに合った研究の促進などにつなげたい」と吉田副学長は話す。

戦略的研究の例として現在、「安心安全」「先進生命」「マイクロナノ」「環境エネルギー」の4つが挙げられており、すでに研究者交流による研究ユニットの充実や支援業務などに取り組んでいる。今後はさらに多くの研究ユニット形成を支援していく予定だ。

産学パートナーシップ展 企業関係者らが多数来場25、26日の「産学パートナーシップ創造展」では、現在進行している4つの研究ユニットの活動を展示。これまでの成果や今後の展望について、産官学連携センターのスタッフらが来場者に説明した。26日のプレゼンテーションも立ち見が出るほどの盛況で、吉田副学長は、「この研究支援体制を生かして、イノベーションの創造に努めていきたい」と抱負を語った。
 
(写真)展示会場には、馳浩前文部科学大臣(中央)も来場した