News:教育
2016年10月1日号
文科省の教育改革事業に採択
【短期大学部】専門職教育のモデル目指す

短期大学部が、文部科学省の平成28年度大学教育再生戦略推進費の大学教育再生加速プログラム「高大接続改革推進事業」に採択された。

同事業は、教育制度改革の一環として、先進的な取り組みで実績を上げている大学を支援し、その成果をモデルケースとして全国に広めることを目指すもの。学習成果の可視化やアクティブラーニングなど5つのテーマが設定されており、今年度新設された「卒業時における質保証の取組の強化」に選ばれた。同短大では今後、児童教育学科を中心に評価システムの改善などを行っていく。

山本康治学長補佐は、「2年以内の保育者離職率の全国平均が50%をこえる中、本学は平均3%程度にとどまるなど、社会のニーズに合った教育を実現してきた。卒業生の勤務先からも即戦力として能力が高いとの声が寄せられており、そうした成果が評価されたものと考えています」と語る。

具体的には、インターンシップやアクティブラーニングを取り入れている授業も含めすべての科目に評価基準となる学習到達目標を社会性、専門性などの項目ごとに設定し、すでに活用されている「学習成果確認シート」とリンクする制度を導入。その結果を授業で身についた力を学生に聞く「学習成果アンケート」と照らし合わせることで、授業改善にもつなげていく。

「この方式を導入することで、学生の得意不得意を明らかにできるなどきめ細かい指導が可能になる。教員が授業を改善する指標にもなると期待している」と話す。同短大ではこれまでにも成績や個人面談の結果を学生自身と教員で共有するe-ポートフォリオというシステムを導入しているが、ここに学生がレポートや制作物を掲示できる機能を持たせ、「学習成果ショーケース」として就職活動にも生かせる機能も持たせる。

「今後は、教育の質を保証できない大学は生き残れない時代になる。児童教育学科の成果を食物栄養学科にも取り入れるのはもちろん、専門職教育のモデルとして全国に発信していきたい」