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2016年10月1日号
藤田選手3大会連続メダル獲得
リオパラリンピック・自転車競技

9月7日から18日まで開催されたリオデジャネイロパラリンピックの自転車競技に藤田征樹選手(大学院工学研究科修了・日立建機)が出場。男子個人ロードタイムトライアル(運動機能障害C3)で銀メダルを獲得し、3大会連続で表彰台に上がる快挙を達成した。 (日時は日本時間)

大会9日目、9月15日の男子個人ロードタイムトライアルは30キロのコースで行われ、13選手が1分おきにスタートした。前半の15キロを全体の2番目となる好タイムで通過した藤田選手は、後半も粘りの走りを見せて39分30秒41でゴール。銀メダルを獲得した。

藤田選手は大学2年時に東海大学のトライアスロンチームに入部し、その年に交通事故で両足の膝から下を切断したが、リハビリと義足の改良を重ねてトライアスロンを続けてきた。

07年に本格的に自転車競技に取り組み始めると、大学院2年生だった08年の北京大会では男子3000メートル個人追い抜きと男子1000メートルタイムトライアルで銀メダルに輝くなど、3つのメダルを獲得。12 年のロンドン大会では男子個人ロードタイムトライアルで銅メダルを手にしていた。
昨夏のパラサイクリングのロード世界選手権男子C3クラスのロードレースでは優勝を飾るなど結果を残し、金メダルを期待されていた今大会。「体力的な問題はない。期待に応えるよう頑張ります」と意気込んで臨んだ。

しかし、9月10日のトラック男子個人パシュート3000メートル(C3)は予選5位、翌日のトラック男子タイムトライアル1000メートル(C1〜3)では11位に終わった。3選手が1列に並び、1周ごとに先頭の選手が入れ替わるトラック混合チームスプリント750メートル(C1〜5)の予選も同日に行われたが、アンカーの選手が第2走者の藤田選手を追い抜いた際に反則となり、8位と結果を残せずにいた。

それだけに、得意のロードにかける思いは強かった。1位の選手には1分以上の差をつけられたが、3大会連続でのメダルをかけられ、笑顔で記念撮影に応じた。
 
16日の男子個人ロードレース(C1〜3)は13位となったが、5種目に出場して銀メダル1つと世界最高峰の舞台で躍動した。
 
(写真)銀メダルを首にかけ、笑顔を見せる藤田選手(写真提供=フォート・キシモト)