News:研究
2016年11月1日号
企業と連携し若手技術者を育成
ベトナム電力事業の未来を担う

東海大学が企業などと連携して行っている﹁ベトナム電力グループ原子力技術者向け特別上級教育課程―2期生の修了式と3期生の開講式が、9月23日に東京・霞が関の東海大学校友会館で開かれた。山田清志学長をはじめ東海大や協力企業、在日ベトナム大使館員など両国の関係者約70人が出席した。

同プロジェクトは、2012年に日本とベトナムの両政府が締結した日越原子力協定に基づき、国際原子力開発株式会社からの要請を受けて工学部原子力工学科のある東海大と原子力関係企業、団体が協力して実施。ベトナムの原子力発電事業を担う若手技術者の育成を目指している。

2期生9人は14年9月に来日。国際教育センターで日本語を学びつつ、原子力工学科の教員による講義を受講して専門知識を習得。関連施設での実地研修を受けた。

修了式では、山田学長が「基礎から実務までをしっかり学んだ皆さんの努力に敬意を表します。原子力の平和利用に尽くしてきた大学として、今後も国際的な人材育成プログラムを充実させていきたい」と語り、2期生一人ひとりに修了証を手渡した。

その後、修了生の代表者が登壇。グエン・スアン・キエンさんは、「研修を通して安全管理の大切さを学んだ。今後は後進の教育に携わりながら、日本語と原子力の勉強を続けます」と決意を述べた。また、グエン・タン・コアさんは、研修をサポートした原子力工学科の学生への感謝の言葉とともに、「日本語の習得に役立ったことはもちろん、文化の壁をこえた仲間ができた」と振り返った。

続いて行われた3期生8人の開講式では、研修生が一人ずつ紹介され、代表者が今後に向けた抱負を語った。

 
(写真)修了式では、ベトナム電力グループのレ・クアン・ロン人事部門長から東海大への感謝の言葉も述べられた