News:学生
2016年11月1日号
学生たちが世界一に挑戦
【ライトパワープロジェクト ソーラーカーチーム】
南アの国際大会で準優勝

ソーラーカーの国際大会「サソール・ソーラーチャレンジ」が9月24日から10月1日まで南アフリカで開催され、6つの国と地域から10チームが参戦。チャレンジセンター「ライトパワープロジェクト」ソーラーカーチームがオランダ・デルフト工科大学の「ヌオン・ソーラーチーム」に続く準優勝となった。

同大会は2年に1度開かれており、今大会は行政府首都プレトリアから立法府首都ケープタウンまでを8区間に分けたコースを8日間で走行。各区間に設けられたループと呼ばれる周回コースを含めた総走行距離で争われた。

これまでの国際大会で東海大学チームは卒業生らのサポートを受けてきたが、今大会は木村英樹総監督(チャレンジセンター長・工学部教授)と福田紘大監督(工学部准教授)ら教職員3人と学生だけのチームを編成。木村総監督は、「優勝したヌオンには、昨年のワールド・ソーラー・チャレンジ(WSC)で敗れ、今回も走行距離は172.5キロ(3.7%)の差をつけられた。総合力の違いであり、チームの課題が明確になった大会だった」と振り返る。学生リーダーの横井泰之さん(工学部3年)も、「学生だけでレースを戦い抜けたことは大きな成果だが、実力差を見せつけられて悔しい。この思いを2度と味わわないためにも前を向く必要がある」と話す。

レース中は、大嵐に遭遇し、大渋滞に巻き込まれるなど現場での対応力が求められる場面も多かった。初の国際大会でドライバーを務めた水谷大空さん(同)は、「厳しい局面を何度も経験したことで成長できた。次への第一歩になる大きな財産を得られた」と語る。

横井さんは、「現在開発中のマシンに搭載予定の機器のテストができたことも収穫」と語る。今大会ではWSCに参戦した2015年型のマシンに、電気系部品の性能を計測する機器やGPSでマシンの現在地や路面状況をリアルタイムで確認するシステムを搭載。その試験運用に成功した。

学生たちは帰国後それぞれの経験を振り返り、課題を整理。10月19日には振り返り会を開きメンバー間で共有した。「来年のWSCでは絶対に勝ちたい。そのために、チーム全体のレベルアップを図っていきます」と意気込んでいる。
 
(写真)レース中は地元の住民や現地在住の日本人からも多くの声援を受けた