News:学園
2016年12月1日号
理工系教育の充実に尽力
カザフスタン大統領に名誉学位

カザフスタン共和国大統領のヌルスルタン・ナザルバエフ閣下に、東海大学が名誉博士(工学)の学位を授与した。閣下は1990年に同国の大統領に就任。国づくりを担う人材育成を目指す留学生奨学金制度「ボラシャク」の創設を主導し、理工系を重視した教育研究の近代化や日本とカザフの学術交流および友好関係の推進に大きな功績を残してきた。
 
東海大は、同国の高等教育機関の一つである「ナザルバエフ大学」の開設準備段階から教員間の交流を開始。2008年からボラシャク奨学金の派遣推奨大学の一つに選ばれ、これまで16人の学生を受け入れている。

11月8日に高輪校舎で行われた授与式には、ナザルバエフ閣下、睫酘麩塞総長、山田清志学長をはじめとする関係者のほか、付属高輪台高校の生徒や東海大の学生が列席。睫酩総長から学位記が、稲津敏行大学院総合理工学研究科長から記念メダルがそれぞれ授与された。
 
山田学長は、「理工系教育への深い造詣と教育を通じた国づくり、国際教育の実践は本学の建学の精神が目指すところと合致している」とあいさつ。ナザルバエフ閣下は、学園の創立者・松前重義博士が原爆投下直後の広島で実態調査を行ったことなどに触れ、「核で被災した国を担う者同士、若者に平和の大切さを伝えるのが私たちの務めです。今後は再生可能エネルギーの分野などでも連携したい」と語った。
 
(写真)睫酩総長(右)から学位記を授与されたナザルバエフ大統領