News:付属諸学校
2016年12月1日号
清水校舎の小中高大が連携
【静岡翔洋高】
エッグドロップで発想力を競う

付属静岡翔洋高校で11月5日に、「エッグドロップ大会」が開催された。同高の生徒3人が実行委員会を組織し、理科の魅力を伝えるとともに、学園内の連携を深めようと初めて企画したもの。当日は清水校舎にある教育機関から小学生、中高生、大学生、教員約20人が参加した。

エッグドロップは、一定の高さから落としても生卵が割れないようにするためのプロテクターを紙で製作する理科実験。使える材料はA3の工作用紙とテープ、のり、タコ糸と限られており、発想力が試される。
 
同競技は毎年8月に開催される学園オリンピック知的財産部門でも実施されている。今年同部門に参加した松永萌那さん(3年)は、「学園オリンピックで挑戦してから、自分の高校でもやってみたくなった」と、杉本圭史さん(同)、佐野亜友さん(1年)とともに実行委員会を組織。同部門の指導にあたった吉田慎二教諭らの協力を得ながら、児童や生徒、大学生にも参加を呼びかけた。
 

当日は、工学部の松村義人教授や加藤英晃助教、教育開発研究センターの園田由紀子講師らもアドバイザーとして参加。「エッグドロップを制する5つの条件」や学園オリンピックで成功を収めたプロテクターの型を紹介した。
 
参加者は教育機関ごとに1人から3人のグループに分かれて、1時間のプロテクター製作に臨んだ。「もっと落下速度を落とすデザインにしたい」「余った紙を刻んで緩衝材を作ろう」とさまざまな意見を出し合いながらアイデアを形にしていった。
 

競技は、小学生が4叩中高生が8叩大学生・教員は12辰旅發気ら生卵の入ったプロテクターを落とすルールで行われた。成功したのはわずか4グループだったが、参加者からは、「次こそは成功させたい。また挑戦する機会をつくってほしい」とリベンジを望む声が多く聞かれた。
 
吉田教諭は、「エッグドロップは年齢を問わず、ものづくりの楽しさを感じられる。清水の生徒や学生だけでなく、地域の方々にも参加してもらえるイベントにしていけたら」と話した。
 
(写真上)プロテクターを落とす際には「頼む! 割れないで」といった声が会場に響いた
(写真下)笑顔で児童にアドバイスを送る松永さん