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2016年12月1日号
立川選手が講道館杯初V
【男女柔道部】
朝比奈選手は史上初の4連覇

11月12、13日に講道館杯全日本体重別選手権大会が千葉ポートアリーナで開催された。12月2日から4日に行われるグランドスラム東京への出場選考を兼ねるこの大会に、男女柔道部から卒業生を含む40選手以上が出場。男女7階級で計7選手が優勝した。
 
実業団の選手も出場する今大会で、1年生ながら初優勝を飾ったのが男子73キロ級の立川新選手(体育学部)だ。新田高校3年時には全国高校選手権大会と全国高校総合体育大会の個人戦で優勝し、全日本強化選手にも選ばれた実績を誇る。
 
大学入学後は9月の全日本ジュニア体重別選手権大会で初優勝。講道館杯に向けては、自分の階級よりも少し重い選手と組んで組み負けないよう力をつけ、同じ階級の選手たちの練習を見ながら技を分析するなどして備えてきた。
 
「一戦一戦、目の前の試合を勝ち上がることを考えて試合に臨んだ」という立川選手は、持ち前の攻める柔道で勝ち上がった。決勝の相手はロンドン五輪銀メダリストの中矢力選手(体育学部卒・ALSOK)だったが、臆することなく前に出ると、残り2分に背負い投げで有効を奪い、逃げきった。
 
「もっと力をつけてリオデジャネイロ五輪王者の大野将平選手(旭化成)に勝ち、東京五輪に出たい」と語る笑顔の裏には熱い闘志が燃えている。
 
一方女子では78キロ超級の朝比奈沙羅選手(体育学部2年)が大会史上初の4連覇を飾った。「勝てたことはうれしいけれど、あくまで目標は東京五輪。今回の結果を自信に変えて頑張っていきたい」と語った。
 
そのほかの優勝選手は以下のとおり
▽男子=60キロ級・永山竜樹選手(体育学部2年)、81キロ級・渡邉勇人選手(体育学部卒・了徳寺学園)、90キロ級・長澤憲大選手(同・パーク24)、100キロ級・ウルフ・アロン選手(体育学部3年)、100キロ超級・王子谷剛志選手(体育学部卒・旭化成)

[体重別団体]男女そろって準優勝 粘りのある柔道光る

10月29、30日に全日本学生体重別団体優勝大会が兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で行われた。湘南校舎男女柔道部と、九州キャンパス男子柔道部が出場し、湘南男女がともに準優勝した。
 
湘南女子にとっては、中西英敏監督(体育学部教授)が指揮を執る最後の大会。6年間、中西監督が掲げてきた、どんな相手にも食らいついて勝利を手にする“粘りのある柔道”が勝利へと導いた。
 
ヤマ場となった国士舘大学との3回戦。0―2とリードを許してから、中堅の朝比奈沙羅選手(体育学部2年)が相手の反則を誘い勝利すると、三将の遠田真子選手(同)は70キロ級学生王者の池絵梨菜選手に食らいつき引き分けに。副将の五十嵐真子選手(同1年)と大将の佐藤杏香選手(同2年)が有効を奪い、逆転勝利を決めた。
 
遠田選手は、「絶対に勝つんだというがむしゃらな気持ちで臨んだ。無意識のうちに普段どおりの粘りの柔道が出た」と振り返る。
 
決勝では環太平洋大学に敗れたが、中西監督は、「優勝には届かなかったものの、気持ちが入った試合ばかりで心に残る大会だった」と笑顔を見せた。(取材=本川由依)
 
(写真上)持ち前の攻める柔道で初優勝を飾った立川選手
(写真下)国士舘大戦で有効を奪い、勝利に貢献した佐藤選手