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2017年2月1日号
【ラグビー部】日本一まであと一歩
2年連続で大学選手権決勝進出

全国大学選手権大会(昨年11月27日〜1月9日)の決勝に進出したラグビーフットボール部。FWのセットプレーやBKの得点力を強みに、秩父宮ラグビー場で帝京大学と優勝を争った。大学7連覇中の王者相手に熱戦を繰り広げるも僅差で敗れ、準優勝となった。

2年連続同じ顔合わせとなる帝京大との決勝は、フィジカルの強さを武器とする両チームの激しい攻防戦に。

東海大は開始5分、相手のミスから敵陣に攻め込み2連続トライ。試合の主導権を握ったかと思われたが、前半終了間際に同点に追いつかれ、後半に入ると帝京大の3連続トライで差を広げられてしまう。

ノーサイド間際まで連続攻撃を仕掛けたが、チーム内に連携ミスが生じる場面もあり、26―33で大会を終えた。

「この1年間だけでなく、今まで東海大ラグビー部が積み上げてきたものを出そうと試合に臨んだが、ここぞという場面の集中力で及ばなかった」と磯辺裕太主将(体育学部4年)は涙ながらに語った。

1トライ1ゴール差、あと一歩のところでついえた日本一の夢。来年度こそその座をつかみ取るべく、「負けに不思議な負けはない」と話す木村季由監督(体育学部教授)自ら、試合が終わったその日のうちに決勝の映像を振り返って検証した。

「敗因になったプレーを一つひとつ切り取り、『もしこの場面でこういうプレーができていたら、トライにつながった』など“タラレバ”を挙げ、それらを実現するための課題と練習方法を考えている。敗因と打開策がはっきりしたことで、早くに次を見据えることができている」と語る。

木村監督の就任20年目を迎える来年度、新主将には野口竜司選手(体育学部3年)が選出された。「目標は今年度も日本一。東海大ラグビー部としてのプライドを持ち、たくさんの方に応援していただけるようなチームに成長していきたい」と決意を口にした。夢の大学日本一へ向けた一年が始まる。

Close up HERO
成長し続けるFWの要 タフなプレーでチームを牽引
PR 渡邉隆之選手(体育学部4年)

今季、大学界随一といわれるスクラムの強さでFW戦を制してきた東海大。渡邉隆之選手はその最前列で体を張ってきた。

「大学4年間で高校時代に比べてスクラムを組む技術を高めることができた」と自らの成長を語る。昨年8月には日本代表に初選出され、ウルグアイ代表とのテストマッチに出場。屈強なラガーマンたちと真正面から渡り合った経験を糧に、最上級生となった今年度はFWリーダーとしてタフなプレーでチームを牽引してきた。

木村監督は、「スクラムでは相手の特徴に柔軟に対応できるし、ボールを持ったら自分で走り、タックルに入る回数も多い。さまざまな場面で活躍してくれた」と評する。

卒業後は、トップリーグの神戸製鋼コベルコスティーラーズに入団予定。180センチ、120キロのオールラウンダーは「まずはトップリーグの環境に慣れ、努力し続けたい」と語った。
 
(写真上)大学界随一のスクラムは、帝京大戦でもトライにつながる働きをした
(写真下)恵まれた体格を生かし、攻守にわたりグラウンドで存在感を示した