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2017年3月1日号
第48回海外研修航海
42日間の船旅へ出発
各地での対話を通して 多くの出会いと発見を


東海大学の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174トン)で南太平洋の大海原を巡り寄港地の文化に触れる「第48回海外研修航海」の出港式が、2月16日に付属静岡翔洋高校で開催された。今回は東海大学と短期大学から参加した研修学生103人のほか、団役員13人、乗組員25人、海洋学部航海工学科航海学専攻の練習学生18人の計159人が参加。快晴の青空のもと、保護者や友人らに見送られて出航した。

海外研修航海の取り組みは、「望星丸」を使って海外の諸外国を訪問し、国際的な視野を培うとともに、船内という限られた空間と環境での共同生活を通じて豊かな人間形成を図る東海大学独自の教育プログラム。これまで3600人をこえる学生が参加。過去の参加者からは「人生観が変わった」「研修航海が今でも原点になっている」といった声が聞かれる人気の取り組みだ。

今回は、「通訳抜きの対話 世界と、地球と、人と自分と」のテーマのもと、父島( 東京都)、ポンペイ(ミクロネシア連邦)、ヌメア(仏領ニューカレドニア)、マラカル(パラオ共和国)を巡り=地図参照、3月29日に清水港に帰港する42日間で行われる。

谷口聡人団長(国際教育センター教授)は、「対話は相互理解の入り口にあるもの。学生には人々や文化との出会いと経験を通じ、多くのことを学んでほしい」と語る。学生長の松本碧さん(工学部3年)は、「寄港地で言葉が通じないことがあっても、ゼスチャーを織り交ぜながら積極的にコミュニケーションをとりたい。船内では、全員が“参加してよかった”と思えるような航海をつくり上げたい」と意気込んだ。

関係者が駆けつけ 研修団の船出を祝う

静岡翔洋高の建学記念ホールで行われた出港式には、松前義昭理事長や山田清志学長ら学園関係者のほか、研修学生の保護者、団役員のゼミに所属する学生、過去の団役員らが研修団の船出を祝おうと駆けつけた。

松前理事長は、自身が学生や団役員として航海に参加した際の経験をもとに、「集団生活では個々の能力を十分に発揮して大きく成長してくれることを期待しています」と激励。続いて谷口団長、松本学生長、望星丸の二見洋船長が登壇し、研修航海と望星丸の安全運行への決意を語った。

その後一行は、清水港の鉄道岸壁に移動。湘南や代々木、清水の各校舎などからも学生や教職員が多数駆けつけ、同じ校舎に所属する研修学生や団役員を激励する姿が見られた。

午後1時過ぎに研修団を乗せた望星丸が出港の汽笛とともに岸壁を離れると、見送りの学生や教職員、保護者から口々に「楽しんできてね」「頑張ってこいよ」など多くの声援が送られた。
 
(写真上)多くの仲間に見送られた出航した研修団
(写真下)代々木校舎から見送りに訪れた学生たち