News:研究
2017年3月1日号
創エネ・省エネの最先端を紹介
To-Collaboプログラム・シンポジウム開催

再生可能エネルギーや省エネ技術の未来を考えるシンポジウム「創エネ・省エネ技術の最先端〜考えよう私たちのエネルギー」が、2月13日に神奈川県平塚市内で開かれた。To-Collaboプログラムの大学推進プロジェクト「エコ・コンシャス計画 エネルギー・ハーベスト事業」の一環で企画され、学生や市民約40人が参加した。

当日は、長谷川真也准教授(工学部)と田中博通教授(海洋学部)が、工場などの廃熱をエネルギーとして再利用する「熱音響機関」と越波型発電システムの研究動向を紹介。田中教授は発電技術の世界的な動向にも触れ、「これからの時代は環境との調和を重視する必要がある」と訴えた。

また木村英樹教授(工学部)が東海大学ソーラーカーチームと企業が共同開発した省エネ技術について、清田英夫教授(基盤工学部)が電力の地産地消を実現するスマートグリッド社会においてソーラーカーや電気自動車の果たす役割を解説。招待講演では、塙藤徳氏(森林総合研究所)が木材利用の現状と木造建築の最新技術を紹介した。

パネルディスカッション 大学の役割を討論
環境教育に取り組む市民団体や平塚市の担当者、学生代表の千賀麻利子さん(大学院総合理工学研究科1年)を交えたパネルディスカッションも実施。各団体・機関の活動が紹介され、地域で大学が果たす役割について議論し、「連携を深めるために学内に学問的な視点と大局観を兼ね備えた人材が必要」「若者が参加する取り組みは、市民の関心を集めやすい。さまざまなイベントへの学生の参加を期待」といった意見が挙がった。

同事業の研究代表を務める福田紘大准教授(工学部)は、「これまでの活動を通じて、エネルギー問題への関心が高まっていることが確
認できた。今後は文系の研究者とも連携し、技術の実用化の効果的な進め方も検討したい」と話している。
 
(写真)パネルディスカッションでは、大学の研究者や学生に多くの期待の言葉が寄せられた