News:学生
2017年5月1日号
対話を通して絆を築く
第48回海外研修航海
貴重な経験を積む42日間

学校法人東海大学の「第48回海外研修航海」研修団(谷口聡人団長=国際教育センター教授)が3月29日、清水港(静岡市)に帰港した。「通訳抜きの対話 世界と、地球と、人と自分と」をテーマに、学園の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174トン)で父島(東京都)、ポンペイ(ミクロネシア連邦)、ヌメア(仏領ニューカレドニア)、マラカル(パラオ共和国)を訪問した。

研修学生103人、団役員13人の研修団は、2月16日に清水港を出港した。42日間の航海中、船内の掃除や食事の配膳などそれぞれの役割を分担しながら共同生活を送った。スポーツ大会や寄港地事前調査研究発表会、洋上卒業式などのイベント・運営にも取り組み、団役員による海洋講座などで知識も深めた。

寄港地のポンペイでは、世界遺産のナン・マドール遺跡や市街を散策。ポンペイが初の海外の地となった学生も多く、「最初は日本とは異なる空気にとまどったが、ジェスチャーでコミュニケーションをとりながら満喫できた」「異国の文化に触れる喜びを知ったので、これからもさまざまな国を巡りたい」と笑顔を見せた。

また、マラカルでは、パラオコミュニティカレッジを訪問。現地の学生とバスケットボールの親善試合や応援合戦をしながら、交流を深めた。望星丸での船上レセプションでは、現地の大学生らを招待し、茶道や折り紙の体験や柔道と剣道の演武を披露し、日本の文化を紹介した。

学生長の松本碧さん(工学部3年=当時)は、「研修期間中には、多くの困難や失敗を経験しました。でもそのたびに、仲間たちと協力し、乗り越えながら、絆を深められた。テーマの『通訳抜きの対話』は、世界の人々とコミュニケーションをとるという意味だけでなく、研修団の学生同士でもそれぞれの意見をぶつけ合いながら、友好関係を築くという意味もあったと感じています。最高の仲間に恵まれ、充実した航海でした」と振り返った。

付属静岡翔洋高校の建学記念ホールで行われた帰港式を終え、別れを惜しむ学生たちを見守った谷口団長は、「1万5000キロをこえる航海の中で、学生たちは持てる力、知識、個性を目いっぱい発揮し、大きな成果を挙げてきました。かけがえのない経験をこれからの生活に生かしてほしい」と期待を語っていた。

 
(写真)船上レセプションでは、折り紙などの日本文化を伝えた