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スポーツ

2017/05/01

朝比奈選手が柔道・皇后盃初V

世界選手権で優勝狙う

4月16日に皇后盃全日本女子選手権大会が横浜文化体育館で行われ、女子柔道部から朝比奈沙羅選手(体育学部3年)と、卒業生の市橋寿々華選手(体育学部卒・大阪府警察)、田知本愛選手(体育学部卒・ALSOK)が出場。朝比奈選手が決勝で田知本選手を制し、初優勝を果たした。 なお、8月のブダペスト世界選手権大会の日本代表にも選出されている。(取材=本川由依)

払い腰や支え釣り込み足を武器に、スピード感ある身のこなしで戦う朝比奈選手。目標は東京五輪での金メダルだ。「アテネ五輪で鈴木桂治さんが戦っているのをテレビで見て柔道を始めた。憧れの舞台」と話す。

昨年度、けがからの復帰戦となった10月の全日本学生体重別選手権大会を制し、完全復活を果たすと、11月の講道館杯全日本体重別選手権大会では女子史上初の4連覇を達成。12月のグランドスラム東京、2月のグランドスラム・パリでそれぞれ初優勝と、昨年度は9月以降、公式戦負けなしで夢への階段を着実に歩んでいた。

攻める柔道で世界へ 夢の五輪が目標に
だが、今年度最初の大会となった4月1、2日の全日本選抜体重別選手権大会では、山本沙羅選手(ミキハウス)に技ありを奪われ、まさかの1回戦敗退。「体がいつものように動かなかった」と試合後、取材エリアで号泣した。世界選手権代表の選考会も兼ねた同大会。代表への思いがいつも以上に自身を追い込んでいた。

「皇后盃で勝たないと世界選手権出場はない。絶対勝つ」と調整方法を変えた。「選抜前は男子と稽古するなど、かなり追い込んだ練習をしていたが、今大会前はいつもどおりの稽古に取り組み、リラックスして過ごした」

5回目の出場となった皇后盃では、初戦から準決勝までの4試合中3試合で延長戦にもつれ込んだ。「精神的にも体力的にも苦しかったけれど、ここまできたら気持ちだ」と自身を奮い立たせ戦い抜いた。

決勝は、けがから復帰した田知本選手との対戦となった。互いに攻撃をしかけるも、なかなかポイントにつなげることができず田知本選手に指導2、朝比奈選手に指導1が入った状態で迎えた残り20秒。朝比奈選手が田知本選手の動きにうまく合わせ、払い巻込みで有効を奪取。そのまま試合が終了し、朝比奈選手が初優勝を果たした。

大会後、全日本柔道連盟の強化委員会から8月のブダペスト世界選手権大会の代表に初めて選出された。「選抜の敗戦で気持ちがすっきりしたからか、今日はいつもどおりの柔道ができた。子どものころは夢だった五輪が目標になった。今度はそれを達成するために、まずは世界選手権で優勝する」。ひと回り成長した朝比奈選手が挑む夏の大一番に注目だ。

【全日本選抜体重別】期待の新星永山選手が初制覇

4月1、2日に福岡国際センターで柔道の全日本選抜体重別選手権大会が開かれ、男子柔道部の60キロ級・永山竜樹選手(体育学部3年)と100キロ級のウルフ・アロン選手(同4年)、卒業生では73キロ級の橋本壮市選手(体育学部卒・パーク24)と100キロ超級の王子谷剛志選手(同・旭化成)が優勝したほか、6選手が準優勝となった。

大会後、全日本柔道連盟の強化委員会で、8月のブダペスト世界選手権大会の日本代表に60キロ級の髙藤直寿選手(体育学部卒・パーク24)、永山選手、橋本選手、ウルフ選手が選ばれた。

初優勝を飾った永山選手は初戦、準決勝ともに技ありを奪って勝ち上がり、髙藤選手との決勝戦では1分38秒に小外刈りで一本を奪った。

身長は158センチと小柄だが、井上康生全日本男子監督(体育学部准教授)は、「筋肉が詰まった体つきで非常にパワフル。小回りもきく」と評価する。昨年のグランドスラム東京でも初優勝を飾った期待の新星は世界選手権に向け、「優勝する自信がある。美しい柔道で勝ちたい」と意気込みを語った。

【全日本カデ】静岡翔洋高・渋谷選手が48キロ級連覇
付属静岡翔洋高校女子柔道部の渋谷舞選手(2年)が、4月9日に大阪府・東和薬品RACTABドームで開催された全日本カデ柔道体重別選手権大会の48キロ級で連覇を果たした。「王者として臨むプレッシャーはあったが、結果を残せてほっとしている」と喜んだ。

 
(写真上)優勝を果たし笑顔を見せる朝比奈選手
(写真中)延長戦を3試合戦った疲れも見せず、決勝で田知本選手から払い巻込みで有効を奪い、栄冠を手にした
(写真下)初優勝で世界選手権の代表にも選ばれた永山選手

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