News:研究
2017年6月1日号
機械学会奨励賞を受賞
工学部・砂見講師

工学部機械工学科(マイクロ・ナノ研究開発センター)の砂見雄太講師が日本機械学会奨励賞(研究)を受賞。4月20日に東京・明治記念館で行われた授与式で、賞状と記念の盾が手渡された。同賞は、機械工学をはじめ、産業社会にかかわる業績を挙げた新進気鋭の研究者に贈られる。砂見講師は、「薄膜プラスチックに対応したウェブハンドリング技術に関する研究」で受賞した。

ウェブハンドリングとは、プラスチックフィルム、紙、金属薄膜、不織布などを多数のローラーを用いて搬送し、乾燥、印刷、ラミネートなどの工程を経て最終的にロール状に巻き取る技術。医療用のデバイスや有機ELテレビ、LED照明に用いる光学フィルムなど次世代素材の量産技術として大きな期待が寄せられている。

砂見講師はこれまで、フィルムの特性を考慮したロールの適切な巻取りモデルの構築やロールに生じる不具合を防止する手法を提案。湿度が薄膜と鋼ローラー間の摩擦(トライボロジー特性)に及ぼす影響についての実験的な検証などに取り組んできた。今回はその成果が、「プリンテッドエレクトロニクス分野との融合によりさらなる発展が見込まれる技術で、世界的にもきわめて重要である」と評価された。

「ウェブハンドリングは、師匠である橋本巨教授(機械工学科)が世界に先駆けて研究してきた技術。この分野で先生と同じ賞を受賞できたことを光栄に思います。今後も研究成果を積み重ね、産業界の発展に貢献したい」と話している。