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2017年7月1日号
【北海道野球部】全日本大学選手権ベスト4
全員野球で創部初の快挙

春の大学野球日本一を決める全日本大学選手権大会が、6月5日から11日まで明治神宮野球場と東京ドームで開催された。3年連続7回目の出場となった北海道キャンパス硬式野球部は、北海道勢としては43年ぶり、チームとしては初のベスト4入り。九州キャンパス硬式野球部は、11年ぶり11回目の出場も1回戦で惜敗した。

東洋大学との初戦、北海道キャンパスは今川優馬選手(国際文化学部3年)のソロ本塁打で先制し、7-2で勝利した。続く桐蔭横浜大学戦は、新井章太選手(同4年)と赤尾光祐選手(同1年)の本塁打などで逆転勝ち。高橋葉一監督(東海大学職員)も、「今年はつなぐ野球が身上。こんなに長打が出るとは」と驚くほどの攻撃だった。

岐阜経済大学との準々決勝は初回に奪った4点を、武澤龍矢選手(国際文化学部4年)と徳橋颯野選手(同2年)のリレーで守り抜く。立教大学との準決勝ではエース太田将貴選手(同4年)が被安打2で完投したが、初回に3失策で許した1点で惜敗。それでも、決勝戦で大勝した立大を最後まで追いつめた。

昨年度の主力がそろって卒業し、「弱い世代といわれながらも、小さなことを積み重ねてきたからこそ勝てたと思う。やってきたことは間違いではなかった」と中西郁人主将(同)は振り返る。

初のベスト4となったチームだが、出足はよくなかった。雪深い札幌では、冬場は基礎練習が中心となる。「きつい練習になると手を抜く選手もいて、一日中グラウンドの雪かきをさせたこともあった」(中西主将)。

今季の初戦となった札幌学生春季リーグ戦の北海学園大学戦は、無安打で敗戦。その後も1勝1敗と勝ちきれず、高橋監督は「全力疾走など基本的なことができていない」とゲキを飛ばした。

ここからチームは息を吹き返した。7勝3敗でリーグ戦を制すと、全日本では日替わりでヒーローが生まれ、ベスト4まで勝ち上がった。今川選手は、「中西さんが嫌われ役を買ってまとめようとしてくれたのを皆わかっているから、信じてついてきた」と振り返る。高橋監督も、「中西がいなければこの成績は残せなかったし、今のチームはない」と賛辞を送った。

昨年の春・秋は全国ベスト8、今春はベスト4と少しずつ階段を上がってきた選手たち。敗戦を糧に、秋の明治神宮大会でさらなる活躍を誓う。

【九州野球部】“全国で1勝を”秋にリベンジ誓う

「悔しい気持ちしかない。全国で勝ちたかった」。初戦で天理大学に惜敗した後、4番の猪口雄大選手(経営学部3年)は目を赤くしてそう振り返った。

初めて全国大会に出場する選手も多く、チームはどこか浮き足立っていた。初回に満塁本塁打で先制を許すと、その後も小刻みに追加点を奪われる。それでも、「前日のミーティングで部長の奥山甚一先生(経営学部教授)から、“自分たちを信じていつもどおり戦おう”と言われたことが心に残っていた」と廣瀬隆哉主将(経営学部4年)は振り返る。

1-6 で迎えた6回、猪口選手の2本目の適時打で1点を返す と、7回には先頭の廣瀬主将が相手の失策で出塁し、田浦靖之選手(農学部3年)の適時打などで1点差まで迫った。

最後は5-8で敗れたが、「少しは自分たちの野球が見せられたかな」と猪口選手。廣瀬主将は、「熊本地震があって、多くの人に支えてもらったので牴己屬靴鬚靴茲Ν瓩醗豐櫃箸覆辰得錣辰討た。もう一度チームを立て直し、秋は全国で勝ちたい」と前を向いた。

 
(写真上)岐阜経済大戦で先制のホームを踏んだ中西主将
(写真下)猪口選手は3安打の活躍