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2017年8月1日号
【柔道部】全日本学生を連覇
「悔しさも喜びも知る強さ」

6月24、25日に日本武道館で行われた全日本学生優勝大会で男子柔道部が連覇を達成。同大会の最多優勝回数記録を22に伸ばした。

今大会には、7月のグランドスラム・パリ100キロ超級王者の影浦心選手(体育学部4年)や8月28日に開幕する世界選手権100禅蘰本代表のウルフ・アロン主将(同)ら大学屈指の戦力で臨んだ。それでも上水研一朗監督(体育学部准教授)は、「優勝できる力はあると思っていましたが、一瞬の油断も許されませんでした」と大会を振り返る。

この言葉の裏には、2年前の同大会での苦い経験があった。当時も、後にリオデジャネイロ五輪90キロ級の金メダリストとなるベイカー茉秋選手(体育学部卒・日本中央競馬会)を筆頭に、「頂点に立つ実力は十分」と上水監督が評したチームだった。しかし8連覇を
かけた筑波大との決勝で代表戦の末、涙をのんだ。

当時も畳に上がったウルフ選手は、「どんなに実力があっても勝負は何が起こるかわからない。誰か一人でも油断があれば勝てない」と語る。

今大会では過去の敗戦を忘れず、チームは奮闘。全試合3点差以上で勝利を収め、決勝では明治大学と対戦し、この試合も3 ― 0で優勝を決めた。

「2年前の敗戦と、チームとして積み上げてきたものが連覇という形で結実しました。この経験を後輩たちにも伝えてほしい」と上水監督。ウルフ選手も、「悔しさも、優勝の喜びも知っているからこそ勝てた」と笑顔を見せていた。(取材=本川由依)

 
(写真)主将としてチームを優勝に導いたウルフ選手