News:研究
2017年10月1日号
次世代の研究・事業連携を推進
高輪校舎で産学連携フェア2017を開催

高輪校舎で9月5日、産官学連携センターによる「産学連携フェア2017」が開催された。実用化が期待される大学の研究成果を発信することで、産学連携や技術移転の機会につなげることを目的に開かれているもの。今年は初めて高輪校舎を会場に実施され、吉田一也副学長(研究担当)と経済産業省産業技術環境局の飯村亜紀子氏、国立研究開発法人産業技術総合研究所の金山敏彦氏による基調講演会も行われた。

当日は約50人の教員が、研究所や複数の研究室が組織するグループ「研究ユニット」ごとに、60以上の研究テーマと成果を展示。来場した約150人の企業関係者らと意見を交わし合った。

同センターの山口滋所長は、「近年、東海大学では総合研究機構を窓口に産業界との連携を図る研究支援プログラム『Tokai TIARA Program』や、分野をこえた共同研究を行う『研究ユニット』による取り組みが展開されています。今回のフェアでは研究所やユニット単位の出展を多くし、大型研究推進に向けた組織体制を学外に紹介する構成にしました」と語る。

基調講演会でも、吉田副学長が大学の研究ブランド力向上に向けた取り組みや私立大学研究ブランディング事業の概要、TIARAの体制について紹介。「今後もさまざまな分野の教員同士が協力し合い爐茲蠍Φ罎剖い大学〞にしていきたい」と展望を語った。

飯村氏と金山氏は、国と事業連携するうえで必要な施設や人材、今後の新たな産学官連携での研究費の確保とマネジメントの重要性を解説した。

研究推進部では近年、研究体制の組織づくりを強化しており、これに基づき同センターでは、外部の展示会などへの積極的な出展を続けている。また、14年から16年までは横浜企業経営支援財団の支援により神奈川県横浜市で大学の取り組みを学外に紹介してきた。

山口所長は、「今年度は本学からの情報発信をという意図で、特に多様な学部の研究成果を展示してきました。そのかいもあり、今回のフェアには例年より多くの企業関係者に来場いただきました。今後もフェアを企業との交流の契機にしていきたい」と期待を語っている。

 
(写真)情報理工学部の長幸平教授のブースでは、同学部の内田理教授と情報通信学部の宇津圭介講師による共同研究「Twitterを用いた災害時安否確認システム」の成果を発表