News:学生
2017年10月1日号
【札幌】学生が集う憩いの場に
談話室の壁をリニューアル

札幌校舎で活動するチャレンジセンター「ボランティアプロジェクト」が中心となって、9月17日から21日まで、同校舎の談話室の壁の塗り替えに取り組んだ。同プロジェクトはこれまで地域のお祭りの補助や高齢者宅での除雪作業など学外に向けた活動がメーンだったことから、大学に貢献しようと今回の企画を立案。より快適な憩いの場をつくるために奮闘した学生たちを追った。

「談話室は友達と話したり、勉強したりするのに使っていましたが、壁の汚れが気になっていました。より快適な場にするために、自分たちで色を塗ってみようか―そんな雑談からスタートしました」と企画リーダーの道下祥伍さん(生物学部3年)は振り返る。

プロジェクトの3人が中心となり、国際文化学部デザイン文化学科に在籍する神尾夢実さん(4年)と高田慎太郎さん(3年)にも協力してもらい、4月ごろから活動を開始。企画書を大学に提出し、デザインを考えていった。

最初は模様をつけることも考えていたが、同学科の中尾紀行教授に相談したところ、「絵には好みがあるので、皆がゆっくり過ごせる部屋にするためには色を塗るだけのほうがいい」とアドバイスを受け、3つの案を考えた。7月に校舎内でアンケートを実施し、993票の投票の結果、白とオレンジの2色に塗り分けるデザインに決定した。

メンバーは塗装などの経験がないことから、元建設会社勤務で以前から学生たちと交流のあった石中孝行さんの協力を得て、工程や作業人数などを計画。15人のメンバーが交代で携わり、5日間かけて作業にあたった。

小林茜莉さん(国際文化学部3年)は、「壁全体にやすりをかけ、まずは全体を白く塗りました。下半分はオレンジに塗るので真ん中にテープを貼ったのですが、真っすぐ貼ったつもりでも曲がってしまって……」と苦笑い。試行錯誤を繰り返しながらも、道下さんが「休憩しようか」と声をかけないといつまでも作業していたほど、全員が一生懸命に取り組んだ。

全体を塗り終えると、通りがかる教職員から「明るくなった」「頑張ったね」と声がかかり、充実の表情を見せた学生たち。小川夢未さん(生物学部2年)は、「多くの人から知識やアドバイスをもらえたからこそ完成させることができました」と語る。道下さんは、「自分たちの学校なので今後もできることをしていきたいと思います。地域の壁などもきれいにしていければ」と抱負を語った。

 

(写真上)(左から)談話室で完成を喜ぶ中心メンバーの道下さん、小川さん、小林さん
(写真下)雑談をしながら楽しく作業