News:学生
2011年3月1日号
街を彩る電柱アート
地元小学校通学路に新設

キャンパスがある街を“アート”で彩ろうー。沼津校舎で活動するチャレンジセンターのユニークプロジェクト「Make Up Happy プロジェクト(MUHP)」が、同校舎に近い沼津市浮島地区の通りに施した“電柱アート”が完成。お披露目式を2月23日に開催した。

電柱アートは、コンピューターグラフィックで描いたシートを電柱に巻きつけるもので、全国でも初めての試み。MUHPでは、沼津校舎への通学路、通称「学坂」にある電柱を対象に、これまでの2年間で約40本を“作品”にしてきた。今回は、この作品を見た地元住民らから、浮島地区にも電柱アートを設置してほしいという要請を受けて始動。学生たちは、沼津市や浮島地区連合自治会、電柱の設置者である東京電力と連携して準備を進めてきた。

「地域の魅力を伝えるとともに、この道をより快適で楽しくしたいと考えました」とリーダーの澤亜侑実さん(開発工学部3年)。MUHPは今年度、浮島地区の歴史や環境を紹介する地図「うきしまっぷ」を制作したこともあり、電柱アートでもその活動で得た情報を反映。「地元の歴史を知る」をテーマに、「景色」「自然」「歴史」の3つのカテゴリーに分け、15作品を制作した。

「地域の景観に合うよう、派手な色は使わないなど工夫しました」と澤さん。メンバーの中山絵美子さん(同2年)は「この活動がなければ、ただ通り過ぎるだけの場所になってしまっていました。地域の魅力や、地元の方たちの優しさを知る機会にもなりました」と笑顔で語った。

設置された道路は、地区にある浮島小学校の通学路の一部約800メートル。連合自治会の杉沢正昭会長は「車の交通量が少ないので、住民の散策路としても親しまれています。地域の話題になりますね」と話していた。

 
(写真上)今回設置された電柱アートは15本。広告物にならないよう、また周囲の景観を壊さないようにとデザインや色遣いを決めた
(写真下)関係者が出席したテープカット