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2018年2月1日号
「弟の夢」とともに 東京パラ五輪へ
車いす卓球で世界の頂点に
土井健太郎選手(理学部4年)

車いす卓球の土井健太郎選手が、昨年12月10日から13日まで開催された「ドバイ2017アジアユースパラ競技大会」で団体金メダル、個人銀メダルを獲得した。2020年に開催される東京パラリンピックの日本代表を目指す土井選手は、一昨年12月と昨年2月の国際大会でも金メダルを獲得するなど大舞台へと着実に歩みを進めている。

土井選手は、先天性の難病「骨形成不全症」で、骨がもろく、歩くことができない。小学6年時に父親の勧めで双子の弟・康太郎選手とともに競技を始め、競い合いながら実力をつけてきた。

2人の夢は「東京パラ五輪の決勝で対戦し、金メダルを争うこと」だったが、15年の5月に康太郎選手が持病の心臓弁膜症の手術後に容態が悪化して亡くなった。それでも、「寂しさや不安もありましたが、康太郎の分まで東京パラ五輪を目指す」と翌週の大会から競技に復帰。弟の思いを背負い、夢に向かい努力を続けている。

「今の世界ランキングは30位前後ですが、20年には、トップ10入りしていないと東京パラには出場できません。弟の夢とともに東京でメダルを取りたい。今後も国際大会で好結果を残していきます」
 
(写真)持ち味と語るコントロールは世界屈指の精度を誇る(写真=本人提供)