Column:Interview
2018年10月1日号
【卒業生訪問!】海外協力隊でセネガルへ
サッカーチームでも活躍
増田萌子さん(体育学部2015年度卒)

国際協力機構(JICA)青年海外協力隊員の活動でセネガルに赴任し、同国のサッカーチームでもプレーした増田萌子さん。9月下旬に2年間の任務を終えて、日本に帰国した。

「海外で暮らしてみたかった」という思いや、母親も協力隊で活動していたことがきっかけで協力隊に参加したが、「本当はアジアの国に行きたかった」と笑う。

セネガルでの主要な任務は、小学生やその教師らに向けた体育指導。しかし、もともと現地の小学校ではあまり体育の授業が行われておらず、現地の教師たちからも、「何をすればいいかわからない。道具を買えないからできない」といった声が多く上がった。そんなときに生きたのが、大学時代の授業やサッカー部女子での経験だった。「体づくりや簡単な器具を使って行う運動などがとても役に立ちました」

また、増田さんは地元ティエスの女子サッカーチーム「ティガレス」で、日本人では初めてプレーした。たまたま知り合った人からチームの情報を聞き、その日に練習に参加すると、すぐに加入が決まったという。増田さんのチームに溶け込もうとする積極的な姿勢は、ほかの選手にもいい影響を与えたようだ。

「セネガルの人は思ったことは何でも言うので、一言一言に一喜一憂していた。泣きながらけんかすることもよくありました」と2年間の現地生活を振り返る。だが、大変だったこと以上に楽しかったことのほうが多い。

「学校での活動も楽しかったけれど、一番はサッカー。試合に勝ったときに泣いて喜び、帰りのバスではみんなで躍りながら勝利を喜び合ったことは一生の思い出です」

日本とセネガル、アジアとアフリカのつながりは、そう深いものではない。「少しずつでも身近に感じられる関係になったら」と話す増田さんは、まず自身ができることとして、「セネガルで出会った女子サッカーの人たちと何かしらの形でつながっていきたい」と考えている。現地では言葉の壁を痛感したことから、「今後は語学をきちんと学びたい」とも語った。(取材=小野哲史)

 
(写真下)現地では男子選手ともプレーするなど幅広く活躍