News:学園
2011年4月1日号
東日本大震災――学園に支援の輪広がる
学生、教職員ら各地で義援金呼びかけ

未曾有の大震災を前に、今私たちに何ができるだろうか――。3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震。死者は1万人を超え、2万人に及ぶ行方不明者の捜索は今もなお続いている。さらに岩手県、宮城県、福島県などでは24万人の人々が避難生活を余儀なくされている(3月25日現在・警察庁などまとめ)。こうした被災者を支援しようと、東海大学学園でも学生、生徒、教職員らが義援金を呼びかけるなど、助け合いの輪が広がっている。 (学年は当時)

「東南海地震の発生が予測される中、津波の被害で多くの人が命を落とした今回の地震は決して他人ごとではありません。海が間近に迫る校舎で学ぶ私たちにとってショックが大きかっただけに、少しでも早く被災地の人たちの役に立ちたいと活動しました」。清水校舎に災害が発生した場合に備え、学生が自主的に組織した折戸学生会の「災害対策・救援委員会」。委員長を務める福島進之介さん(海洋学部2年)をはじめ委員会のメンバー4人は、地震発生からわずか2日後の13日から、校舎のある静岡市清水区内で募金活動を開始=右写真。17日までの5日間で、58万8039円の募金を集めた。清水校舎では、ライフセービングクラブLOC0も15日から街頭募金を開始。24日までに79万6226円を集めており、目標の100万円まで活動を継続する。

そのほかにも、東海大学の各校舎で募金活動の動きは活発化している。20日に行われた北海道キャンパス(札幌、旭川両校舎)の学位授与式では、両校舎学生会が合同で募金箱を会場などに設置した=左写真・札幌。熊本、阿蘇両校舎では、25日から加藤雅史副学長が呼びかけて募金箱を設置している。また阿蘇校舎では学生会も独自に募金活動を実施。衞藤靖晃執行委員長(農学部3年)は、「阿蘇にも宮城県出身者がいる。何かの力になれれば」と話す。湘南など一部の校舎では、3月中は計画停電の影響もあり教学部から課外活動自粛が通達されている。そのため4月以降、学生を中心に支援活動を開始する計画がある。

短大、付属校でも募金活動を展開

18日に行われた短期大学部の学位授与式では、学生会が中心となって義援金を募った。「被災地には卒業式を迎えることができない同年代の人たちも多くいる。その人たちのために、今できるのは募金を呼びかけること」と神保岳司執行委員長(児童教育学科2年)。福岡短期大学でも学位授与式式場と事務室に募金箱を設置した。医療技術短期大学では、学生会が提案し、自粛した謝恩会費用の一部を義援金として被災者に寄付することとなった。

付属諸学校では、付属翔洋高校、付属第二高校、付属かもめ幼稚園が14日から、甲府高校が15日から、付属第三高校が16日から、付属第四高校が17日からそれぞれ校内で募金活動を行った=上写真・翔洋高、左写真・第四高。第四高生徒会の鈴木やよい会長(2年)は「生徒が皆積極的に協力してくれた。4月以降も何らかの形で支援活動を続けたい」と話す。


また付属第五高校は17日から校内に募金箱を設置したほか、近隣の福岡県立宗像高校と連携。最寄り駅前などの街頭で募金を呼びかけた=右写真。なお、付属仰星高校、付属幼稚園、付属本田記念幼稚園でも4月から募金活動を開始する予定だ。



 
(写真上から)
▽静岡市清水区内で募金を呼びかける折戸学生会災害対策・救援委員会のメンバーたち
▽3月20日に行われた札幌校舎の学位授与式で募金を呼びかける学生たち
▽翔洋高では昇降口で協力を呼びかけた
▽第四高で集まった募金は地元テレビ局を通じて寄付された
▽第五高生徒会では県立宗像高校と合同で募金活動を実施