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2019年3月1日号
歴史を未来へつなぐ――節目の旅で大海原へ
学校法人東海大学第50回海外研修航海
南太平洋を巡る47日間 研修団が新たなページを刻む

学園の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174トン)で南太平洋を巡る「第50回海外研修航海」の結団式が、2月9日に東京・霞が関の東海大学校友会館で開かれた。学園関係者や保護者らが出席し、全国の校舎、短期大学(部)から集まった98人と団役員13人の計111人の研修団にエールが送られた。

50回の節目となる今回の研修航海は、成田空港から飛行機でフランス領ポリネシア(タヒチ島)へと向かい、望星丸を拠点に地上研修を実施。タヒチの歴史や文化に触れ、現地住民と交流を深めた。2月20日から22日までは、モアイ像が立つチリ共和国領のイースター島に初寄港した。今後はサモア独立国・アピア、ミクロネシア連邦・ポンペイで研修や現地住民との交流イベントを行い、3月27日に神奈川県・横浜港に帰港する=航路図参照。
 

結団式では、初めに山田清志学長が式辞を述べ、「学生諸君はこの研修航海に向けて事前学習などで準備を進めてきたことと思います。航海を通じてその成果を発揮できるよう頑張ってください。横浜港で一回りも二回りも大きくなった皆さんに会えることを楽しみにしています」とあいさつ。来賓祝辞では、国際機関太平洋諸島センター所長の斎藤龍三氏と東海大学連合後援会の二重作昌明会長が登壇し、研修団に激励の言葉が寄せられた。また、研修団宣誓として、吉田一也団長(副学長・工学部教授)と学生長の小菅穂菜水さん(観光学部4年)が登壇。航海の安全と成果を収めることを力強く誓い、山田学長から吉田団長に団旗が授与された。



それぞれの目標を抱き 成田空港からタヒチへ

成田空港では、多くの家族や友人らが見送りに駆けつけた。つかの間の別れを惜しみつつ、笑顔で手を振りながら出国ゲートへ向かう学生たち。「第47回に参加したとき、『自分も洋上卒業式で送り出されたい』と思い、4年生になった今回参加しました」「全国のキャンパスから学生が集まるので、多様な考え方に触れ、さまざまな世界を知りたい」「旅行ではなかなか訪れないような国に行けるので、文化の違いを体験したい」など、一人ひとりが目標を抱いて旅立った。
 
今回の研修航海のテーマは、「Think Ahead, Act for Humanity〜未来につなぐ航海」。吉田団長は、「これまでの回にわたる海外研修航海で培われてきた伝統をつなぎ、新たな一歩となる旅にしたい」と、テーマに込めた思いを語る。また、「すべての学生たちが自分自身の成長を実感する旅にできるよう、最大限サポートしていきます」と意気込んだ。
 
タヒチでは、先立って望星丸に乗船して入国した学園校友会からの参加者とも交流するなど、研修航海の歴史を振り返る催しも実施。「これまで先輩方が築き上げてきた歴史があるからこそ、今回の第50回を迎えられた。私たちも未来の学生たちに歴史をつないでいきたい」と小菅さん。それぞれの思いを乗せ、研修航海の歴史に新たなページが刻まれていく。

 
(画像)
▼研修団はタヒチから望星丸に乗船し、各寄港地を巡る(日付は現地時間)
(写真上から)
▼山田学長をはじめ、学内外の来賓から研修団に激励の言葉が送られた
▼小菅学生長は、「横浜港へは全員が両手に抱えきれないほどの成果を持って、無事に帰ってくることをお約束します」と力強く宣誓
▼山田学長から吉田団長に団旗が手渡された
▼研修団を見送ろうと、成田空港に多くの保護者が駆けつけた